クラリスロマイシンとテオフィリンの併用により、発熱、震えが出現し、横紋筋融解症による急性腎不全が
長時間作用性β2刺激薬(貼付・経口) (3) 経口ステロイド薬(考慮) (1) 吸入ステロイド薬 以下の1つまたは複数の併用 ・
この2剤の添付文書を見てみますと、エリスロマイシン(同様にクラリスロマイシンも)がテオフィリ
貼付β2刺激薬 (2) 経口ステロイド薬(考慮) イ.テオフィリン徐放製剤の1日投与量の目安 年齢 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005 6ヵ月~1歳未満 6~8mg/kg 6mg/kg 1歳~2歳未満 8~10mg/kg 8~10mg/kg 2歳~15歳 10mg/kg 8~10mg/kg(3)テオフィリン等に関する記載の主な変更点 ア.テオフィリン徐放製剤 ・「長期管理における薬物療法」における位置づけの変更と1日投与量の目安の変更 ・2歳未満のけいれん性疾患のある患児には原則として推奨されないこと ・発熱時には,一時減量あるいは中止するかどうか,あらかじめ指導しておくことが望ましいこと イ.アミノフィリン注射剤 ・「急性発作への対応」における位置づけと投与量の目安の変更 ・2歳未満のけいれん性疾患のある患児には原則として推奨されないこと ・2歳未満の発熱時の使用は適用を慎重に考慮すること ウ.アミノフィリン坐剤 ・2歳未満の急性発作の患児には,血中濃度が急速に上昇することがあるため原則として使用しないこと ・2歳未満のテオフィリン徐放製剤を定期内服中の患児への使用は推奨できないこと3.使用上の注意の改訂について(1)改訂の理由 日本小児アレルギー学会の「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」が改訂されたことに伴い,ガイドラインを引用してテオフィリン徐放性経口剤(小児の用法・用量を有する製剤),アミノフィリン注射剤(気管支喘息の効能を有する製剤),アミノフィリン坐剤における「用法・用量に関連する使用上の注意」等の項の必要な改訂を行った。また,併せて活性物質が同様な薬剤についても必要な改訂を行った。 (2)改訂の概要 ア.ガイドラインの改訂に伴い,必要な改訂をしたもの (1) テオフィリン徐放性経口剤(小児の用法・用量を有する製剤) ・
テオフィリン徐放製剤 (1) 吸入ステロイド薬あるいは抗アレルギー薬 (2) テオフィリン徐放製剤 ステップ3中等症持続型 (1) 吸入ステロイド薬 (2) 以下のいずれか併用(考慮) ・
DIクイズ6:(A)COPD患者のテオフィリンが減量された理由
就寝前β2刺激薬(貼付・経口) (1) 吸入ステロイド薬 以下の1つまたは複数の併用 ・
就寝前β2刺激薬(貼付・経口) (1) 吸入ステロイド薬 (2) 以下の1つまたは複数の併用 ・
DIクイズ6:(Q)COPD患者のテオフィリンが減量された理由
「重要な基本的注意」に発熱に対する対応を保護者等へ説明する旨を追記 イ.ガイドラインに記載はないが,必要な改訂をしたもの (1) テオフィリン徐放性経口剤(小児の用法・用量を有しない製剤) ・
吸入ステロイド薬(考慮) (1) 抗アレルギー薬あるいは吸入ステロイド薬(考慮) (2) テオフィリン徐放製剤 ステップ3中等症持続型 (1) 吸入ステロイド薬 (2) 以下のいずれか併用(考慮) ・
[PDF] キサンチン系気管支拡張剤 テオフィリン徐放性製剤
DSCG吸入 (2) β2刺激薬(就寝前貼付あるいは経口) テオフィリン徐放製剤(考慮)注)6ヵ月未満の乳児は,原則としてテオフィリン徐放製剤の投与対象とならない。 (2~5歳) 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005 ステップ1間欠型 (1) 発作に応じた薬物療法 (2) 抗アレルギー薬(考慮) (1) 発作に応じた薬物療法 (2) 抗アレルギー薬 ステップ2軽症持続型 (1) 以下のいずれか,あるいは併用 ・
テオフィリン徐放製剤(考慮) ステップ4重症持続型 (1) 吸入ステロイド薬 (2) 以下の1つまたは複数の併用 ・
ル)を、小児 1 回 100〜200mg(本剤 1〜2 カプセル)を、1
副鼻腔炎などでエリスロマイシンやクラリスロマイシンを少量長期投与をされる先生がおられます。その際にはキサンチン誘導体を減量する必要がありますので、当院にご連絡ください。エリスロマイシン、クラリスロマイシン(クラリス・クラリシッドなど)、トリアセチルオレアンドマイシン(マトロマイシンT)、エノキサシン(フルマーク)、シプロフロキサシン(シプロキサン)、トスフロキサシン(オゼックス)、ノルフロキサシン(バクシダール)、シメチジン(タガメット)、塩酸チクロピジン(パナルジン)、塩酸メキシレチン(メキシチール)、塩酸ベラパミル(ワソラン)、イターフェロン 文責 竹田 弘
第107回薬剤師国家試験 問268〜269(実践問題) テオフィリン中毒
医薬品等 対策 情報の概要 1 テオフィリン等 (使) テオフィリン徐放性経口剤の適正使用については,添付文書の「用法・用量に関連する使用上の注意」に日本小児アレルギー学会の「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」を引用し投与量の目安を示した上,「慎重投与」の小児の項に,血中濃度のモニタリングを行うなど慎重に投与する旨を記載するとともに,てんかん及びけいれんの既往歴のある小児,発熱している小児,6ヵ月未満の乳児には特に慎重に投与する旨を記載し,注意喚起を図ってきたところである。 今般,日本小児アレルギー学会が作成している「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」が改訂されたことから,テオフィリン等の使用上の注意を改訂したので,当該ガイドライン及び改訂の概要について紹介する。 2 植込み型心臓ペースメーカ等 (使) X線CT装置等によるX線の照射中にオーバーセンシングを引き起こすことについて,添付文書の「使用上の注意」の改訂等を指導したのでお知らせする。 また,セラDR-i等(日本メドトロニック社製)について,X線を照射することによりリセットを引き起こすことについて,注意喚起等するよう指導したのでお知らせする。 3 (1) イブプロフェン他(13件) (2) ラジオ波焼灼法に際して使用する電気手術器 使用上の注意の改訂について(その172) 4 市販直後調査対象品目 平成18年1月1日現在,市販直後調査の対象品目一覧を紹介する。(緊):緊急安全性情報の配布 (使):使用上の注意の改訂 (症):症例の紹介 目次へ1.小児気管支喘息におけるテオフィリン等の適正使用について 1.はじめに テオフィリンは,カフェイン及びテオブロミンとともに自然界に存在する代表的なキサンチン誘導体であり,1888年,Kosselにより茶葉から抽出・単離されたジメチルキサンチンがテオフィリンと命名された。1937年,Hermannらにより気管支喘息の急性発作に対するアミノフィリン(体内での有効成分としてテオフィリン)の臨床的有用性が報告され,現在,気管支喘息等の治療に広く用いられている。 テオフィリンの薬理作用は,従来から知られている気管支拡張作用に加え,気道収縮予防,気道過敏性の低下,抗炎症作用なども報告されている。テオフィリンの代謝は肝臓で行われるが,その早さは個人や年齢による差が大きく,加えて,感染症などの合併症,食事,併用薬剤なども影響を及ぼすことが知られている。更に,テオフィリンは有効血中濃度の範囲が狭いことから,テオフィリンの投与に際しては,その血中濃度に注意する必要があるといわれている。 テオフィリンの副作用は,テオフィリンの血中濃度の上昇に起因して発現することが多く,テオフィリン血中濃度の上昇に伴い,消化器症状(悪心,嘔吐等)や精神神経症状(頭痛,不眠,不安,興奮等)が出現し,更にけいれんが発現することが知られている。また,重大な副作用として,けいれん,意識障害,急性脳症,横紋筋融解症,消化管出血,赤芽球癆,アナフィラキシーショック,肝機能障害,黄疸,頻呼吸,高血糖が発現することがあるため,その旨を添付文書に記載し注意喚起している。 特に,小児におけるけいれんの副作用報告が多いことから,テオフィリン徐放性経口剤の適正使用については,添付文書の「用法・用量に関連する使用上の注意」に日本小児アレルギー学会の「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」を引用し投与量の目安を示した上,「慎重投与」の小児の項に,血中濃度のモニタリングを行うなど慎重に投与する旨を記載するとともに,てんかん及びけいれんの既往歴のある小児,発熱している小児,6ヵ月未満の乳児には特に慎重に投与する旨を記載し,注意喚起を図ってきたところである。 今般,日本小児アレルギー学会が作成している「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」が改訂されたことから,テオフィリン等(吸収後に有効成分がテオフィリンとして血中に存在するアミノフィリン,コリンテオフィリンを含む。)の使用上の注意を改訂したので,当該ガイドライン及び改訂の概要について紹介する。2.「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」について (日本小児アレルギー学会「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」の抜粋,改変,編集)(1)急性発作への対応 ア.喘息発作に対する薬物療法プラン 注)表の見方 (1)初期治療[発作時の始めに使用するもの] (2)追加治療[初期治療に続き患者の状態を考慮し,追加で使用するもの] (3)・(4)更なる追加治療[追加治療に続き患者の状態を考慮し,更に追加で使用するもの](2歳未満) 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005 小発作 (1)β2刺激薬吸入 (1) β2刺激薬吸入 (2) β2刺激薬吸入反復 中発作 (1) β2刺激薬吸入酸素吸入 (2) アミノフィリン点滴静注ステロイド薬投与(考慮) (1) β2刺激薬吸入(反復可)酸素投与 (2) (基本的に入院)ステロイド薬投与(静注・経口)輸液アミノフィリン持続点滴(考慮) 大発作 (1) ステロイド薬投与β2刺激薬の吸入アミノフィリン点滴静注酸素吸入,輸液 (2) イソプロテレノール持続吸入(考慮) 入院 (1) β2刺激薬吸入反復酸素投与,輸液ステロイド薬静注 (2) イソプロテレノール持続吸入ステロイド薬静注反復アミノフィリン持続点滴(考慮) 呼吸不全 (1) ステロイド薬投与β2刺激薬の吸入アミノフィリン点滴静注酸素吸入,輸液 (2) イソプロテレノール持続吸入 (3) 気管内挿管人工呼吸 入院 (1) イソプロテレノール持続吸入酸素投与,輸液ステロイド薬静注反復 (2) 気管内挿管人工呼吸管理アミノフィリン持続点滴(考慮)麻酔薬(考慮)(2~5歳) 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005 小発作 (1)β2刺激薬の吸入 (1) β2刺激薬吸入 (2) β2刺激薬吸入反復 中発作 (1) β2刺激薬の吸入酸素吸入(考慮) (2) アミノフィリン点滴静注 (1) β2刺激薬吸入反復酸素吸入(考慮) (2) ステロイド薬投与(静注・経口)and/orアミノフィリン点滴静注・持続点滴 大発作 (1) β2刺激薬の吸入酸素吸入 (2) アミノフィリン点滴静注補液,アシドーシス補正 (3) ステロイド薬静注イソプロテレノール持続吸入(考慮) 入院 (1) β2刺激薬吸入反復酸素吸入,輸液ステロイド薬静注アミノフィリン持続点滴 (2) イソプロテレノール持続吸入ステロイド薬静注反復 呼吸不全 (1) β2刺激薬の吸入酸素吸入 (2) アミノフィリン点滴静注補液,アシドーシス補正 (3) ステロイド薬静注イソプロテレノール持続吸入 (4) 気管内挿管補助呼吸人工呼吸 入院 (1) イソプロテレノール持続吸入酸素吸入,輸液ステロイド薬静注反復アミノフィリン持続点滴 (2) イソプロテレノール持続吸入(増量考慮)アシドーシス補正気管内挿管人工呼吸管理麻酔薬(考慮)(6~15歳) 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005 小発作 (1)β2刺激薬の吸入 (1) β2刺激薬吸入 (2) β2刺激薬吸入反復 中発作 (1) β2刺激薬の吸入酸素吸入(考慮) (2) アミノフィリン点滴静注 (1) β2刺激薬吸入反復酸素吸入(考慮) (2) ステロイド薬投与(静注・経口)and/orアミノフィリン点滴静注・持続点滴 大発作 (1) β2刺激薬の吸入酸素吸入 (2) アミノフィリン点滴静注補液,アシドーシス補正 (3) ステロイド薬静注イソプロテレノール持続吸入(考慮) 入院 (1) β2刺激薬吸入反復酸素吸入,輸液ステロイド薬静注アミノフィリン持続点滴 (2) イソプロテレノール持続吸入ステロイド薬静注反復 呼吸不全 (1) β2刺激薬の吸入酸素吸入 (2) アミノフィリン点滴静注補液,アシドーシス補正 (3) ステロイド薬静注イソプロテレノール持続吸入 (4) 気管内挿管補助呼吸人工呼吸 入院 (1) イソプロテレノール持続吸入酸素吸入,輸液ステロイド薬静注反復アミノフィリン持続点滴 (2) イソプロテレノール持続吸入(増量考慮)アシドーシス補正気管内挿管人工呼吸管理麻酔薬(考慮) イ.アミノフィリン注射剤の投与量の目安小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002 年齢 初期投与量 維持投与量 6ヵ月~1歳未満 4~5mg/kgを30分以上かけて点滴投与 0.6mg/kg/時 1歳~2歳未満 0.8mg/kg/時 2歳~15歳未満 (テオフィリン投与なし)4~6mg/kgを30分以上かけて点滴投与 (テオフィリン投与あり)3~4mg/kgを30分以上かけて点滴投与 0.8~1.0mg/kg/時小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005 年齢 初期投与量 維持投与量 6ヵ月~1歳未満 3~4mg/kgを30分以上かけて点滴投与。なお,テオフィリン等が投与されている場合は,その製剤の種類,投与後の時間,投与量などを考慮して,適宜,減量する。 0.4mg/kg/時 1歳~2歳未満 0.8mg/kg/時 2歳~15歳未満 (テオフィリン投与なし)4~5mg/kgを30分以上かけて点滴投与 (テオフィリン投与あり)3~4mg/kgを30分以上かけて点滴投与 0.8mg/kg/時注)初期投与量は,250mgを上限とする。 投与量は,標準体重で計算する。 (2)長期管理に関する薬物療法 ア.長期管理に関する薬物療法プラン 注)表の見方 (1)基本治療[基本的な治療として使用するもの] (2)追加治療[基本的治療に続き患者の状態を考慮し,上乗せ使用するもの] (3)更なる追加治療[追加治療に続き患者の状態を考慮し,更に上乗せ使用するもの](2歳未満) 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005 ステップ1間欠型 (1)発作に応じた薬物療法(2)抗アレルギー薬(考慮) (1)なし(2)抗アレルギー薬 ステップ2軽症持続型 (1) 経口抗アレルギー薬 (2) 以下の1つまたは複数の併用(考慮) ・