(寺沢武一)です。普段何気なく読んでいる漫画にも、人生100年時代のヒントが隠れている ..


無敵といわれるコブラですが、実は結構な頻度で絶体絶命のピンチに陥っています。ただし、その時に繰り出されるジョークがあまりにもさえてるので、ピンチだと気づかないのです。ピンチでも部下に不安を与えることをせず、笑いを取りながら華麗に解決。これぞ、理想の上司って感じじゃないですか?


[1-3話]スペースコブラ(1982) 寺沢武一の大人気コミック ..

コブラの「煽り」のセンスは、本当にハンパじゃありません。絶妙な挑発を巧みに使って、敵に冷静さを失わせ、自滅させるのです。嫌いな相手に使うには効果抜群ですが、友人に言ったら縁を切られますので、使いどころには注意しましょう!

悪漢「ゲヘヘ…おじさんも高速だからねぇ」島風「いや…いや…」?「待ちな」悪漢「誰だ!?」コブラ「100メートルを5秒フラットで走る高速海賊船、コブラだ。左腕のサイコガンが外道をブチ抜くぜ」

腰掛椅子 アイマスEXPO両日 on X: RT @oginomatomewiki

響「な、何をするんだ」ロシア兵「決まってるじゃないか!仲間に売られた哀れな女の行く末なんてな!」ロシア兵「お前を助ける人間ど誰も癒やしないのさ!」コブラ「いるさっここに1人な!」ヒューッ!

赤城「だれか・・・だれかたすけて・・・!」悪漢「誰も助けになんて来ねぇよ!てめぇみたいな大食アマなんてなぁ!!」コブラ「ここにいるぜ。それと食べ盛りのレディにそいつはちょっと、失礼じゃねぇか?」

下アゴから上がキレイになるぜ!」 A「あの女には俺なら近づかないぜ若いの、彼女はここのボスの女だ」

磯波「や、やめてください…(震え声)」悪漢「ゲヘヘそんなこと言わずに俺たちと遊ぼうぜ」???「やめとけ給料安いんだろ」悪漢「誰だ!」コブラ「サンタクロースさ!」

コブラはどんなピンチに陥っても……というか、ピンチに陥れば陥るほど、センスのいい小粋なジョークで、あたかも余裕しゃくしゃくであるかのように振る舞い、ピンチを華麗に脱出します。この姿が実にクール。自分も大人になったら、こんなクールなジョークが言えるようになりたいと、子ども心に思ったものです。

ラストでコブラの「いるぜここに1人な」のコマが頭の中をよぎりまくる。 そしてエンドロール後天丼ネタにふふってなりました。 #シャザム

左腕にサイコガンを持つ一匹狼の宇宙海賊・コブラの姿を描くSFマンガで、ジャンプ作品としては異色なアメコミの雰囲気が強く反映された作品です。トレードマークとなる左腕の仕込み銃・サイコガンに加えて、「金髪」「赤い全身タイツ風スーツ」「葉巻」「露出しまくりのアメコミ風美女」などなど、ひと目でコブラとわかるような、アクの強い要素満載の作品です。特にサイコガンについては、至るところで目にしがちです。以前はマンガ『ポプテピピック』のコラボTシャツに無断でサイコガンが描かれていたことで、になっていました。それぐらいサイコガンは、マンガファンの印象に残りやすいアイテムなのです。

とは、いわずと知れた、1978年から1984年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた寺沢武一先生の作品。その後も「スーパージャンプ」(同)や「コミックフラッパー」(KADOKAWA・メディアファクトリー)など掲載誌を変え、不定期に新作エピソードが描かれており、作品自体は完結していません。