では、なぜデュタステリドはフィナステリドよりも効果が高いのでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
デュタステリドとフィナステリドを比較すると、デュタステリドの方が効果は高く、副作用もフィナステリドと同等です。そのため、デュタステリドの方が優れた薬である可能性が高いです。
ただし、半減期(持続期間)がデュタステリドの方が長く、副作用が出た時にリカバーがしにくいというデメリットがあります。
これらを考え、まずはフィナステリドから治療をスタートすることをおすすめします。
フィナステリドで効果が不十分だった際は、医師に相談してデュタステリドに切り替えていくのが良いでしょう。
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飲み忘れてしまったときフィナステリドは効果が下がってしまうのに対し、デュタステリドの方が持続して効果が期待できる!
ザガーロは1日1回毎日服用します。
早い方で抜け毛の減少などが約3ヶ月でみられる場合もありますが、効果を確認するには半年間続けて服用することが必要です。効果的な場合は約半年で脱毛進行遅延や毛量が増加し始めます。より効果的な期間は服用後半年~1年です。
食事の影響はありせんので、食前食後いつでも服用してかまいませんが、なるべく決まった時間に服用してください。
また、ザガーロはプロペシア同様、多めに服用することで高い効果が得られるわけではないので、適切な量を服用してください。
デュタステリドも、起こる確率は低いですが、他の薬と同じように副作用があります。
デュタステリドの服用は0.1mgから開始することが推奨され、この低用量からのスタートにより、副作用のリスクを抑えつつ治療効果を段階的に高められる見込みが高まります。
今までの文章を読んでいただいた方は、効果も高く、副作用もフィナステリドとさほど変わらないデュタステリドの方が良いと思われたと思います。
ただし、一つだけ落とし穴があります。
それは、フィナステリドの方が半減期の期間が短いことです。
フィナステリドは、1日経つとほとんど体外に排出されて残りません。
それに対してデュタステリドは、半年間飲み続けると数ヶ月は体内に留まってしまいます。もし服用中に男性機能が低下した場合、フィナステリドは服用を中止すればすぐに回復しますが、デュタステリドの場合は服用を中止しても、回復までに数ヶ月かかることが多いのです。
そのことから、フィナステリドの方が安全性が若干高いと考えられ、まずはフィナステリドから治療をスタートすることをおすすめします。
デュタステリドの重大な副作用には、以下のような症状が見られます。
デュタステリド0.1mgからの服用開始には、複数の利点が存在し、患者の安全性と治療効果の両立を図ることができます。
AGAは男性ホルモンの「DHT(ジヒドロテストステロン)」が原因で発症します。DHTは男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、還元酵素である「5αリダクターゼ(5α還元酵素)」の影響を受け変化し生成されます。 生成されたDHTが男性ホルモン受容体と結合することでAGAが発症します。DHTは、主に前頭部や頭頂部などの髪の毛に対して成長を妨ぐように作用します。その結果、髪の毛のヘアサイクルは乱され、細く弱い状態へ変化し薄毛へと繋がっていきます。
デュタステリドはフィナステリドよりかなり長く効く薬剤なのです。
0.1mgの服用は通常1日1回で、服用時間は一定にすることが望ましく、患者の生活リズムに合わせて選択するのが良いでしょう。
フィナステリドは血中濃度の変化が大きく内服24時間後にはほとんど体内に残っていません。
ザガーロ(デュタステリド)とは?効果や副作用、正しい服用方法を解説
Q. ザガーロ どんな薬?
A. ザガーロは、AGA(男性型脱毛症)の治療に用いられる、デュタステリドという成分を含む医薬品です。デュタステリドは、男性ホルモンであるテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に変換される過程で働く酵素である5αリダクターゼを抑制することで、AGAの原因となるDHTの生成を抑える作用があります。ザガーロは1日1回、経口での投与が推奨されています。治療効果には個人差がありますが、3ヶ月以上の継続使用が必要とされています。
デュタステリド服用上の注意点 · 女性は利用できない · 未成年の利用はできない · AGA以外の脱毛症には効果がない.
また、どちらも通常量以上を飲んでしまった場合は、男性機能の低下はもちろんのこと、糖尿病のリスク、脂肪肝のリスク、抑うつ状態(気分が落ち込む)というリスクも増えます。
ただし通常量を若い人が飲む限りだとそのようなリスクはほとんどありません。
デュタステリドの場合、24週間内服後の発毛本数を調べたテストでデュタステリド0.1mg
同じ5α還元酵素阻害薬には先行薬であるフィナステリドがあります。AGAに対する作用機序は似ていますが、フィナステリドが「II型」の5αリダクターゼのみに作用することに対して、デュタステリドはどちらにも作用することがわかっているため、フィナステリド以上の効果を期待出来ます。
フィナステリド(先発品・後発品)、デュタステリド(後発品)を服用中は献血を控えてください。
「フィナステリドを有効成分とするプロペシア」に次ぐ第二のAGA治療薬として注目され、AGAの原因物質であるDHTの生成に必要なことで、よりDHTの生成の抑制が強く、があることから効果の期待度の高さでも注目されています。
ザガーロもプロペシア同様、薬価未収載薬に該当するので、どこの医療機関に行ってもとなります。
☑ 前立腺がんの検診(PSA 採血)を受ける方は、検査を実施される医師にフィナステリド
917名の男性被験者を対象としたデュタステリド0.5mg/日とフィナステリド1mg/日を用いた観察期間6ヵ月のランダム化国際臨床比較試験において、全毛髪数と毛直径の増加に関して、デュタステリドはフィナステリドより優れた効果を示しました。頭部の写真評価においてもデュタステリドの優位性が示されています。
フィナステリド(1mg/日)を用いた374名の日本人男性被験者を対象と ..
デュタステリドとフィナステリドの副作用として一番心配されることが多いのが、男性機能障害です。男性機能障害では性欲の低下、精子の量が減る、勃起障害が挙げられ、それらが心配だという人は多いと思います。
ただ、実はデュタステリド0.5mgとフィナステリド1mgを比較するとそこまでの差はありません。大きく副作用が出るわけではないので、過度な心配は必要無いと思われます。
当院では下記のような料金設定です。 ・フィナステリド 1mg(28日分) 5000円(税別)
また、国内で実施されたデュタステリド0.5mg/日を用いた120名の男性被験者に対する観察期間52週間の非ランダム化試験において、非軟毛直径が52週で増加しました。皮膚科医による頭部の写真評価では、26週、52週で優位に毛量が増加しました。
服用しておりましたが、副作用が強く現れた為、1ヶ月ほど休止した後に今のところデュタステリド ..
デュタステリド0.1mgで十分な効果が得られない場合、0.5mgへの移行を慎重に検討し、医師の指導のもと段階的に進めることが推奨され、患者の状態に応じた適切な治療方針を選択します。
【薄毛/AGA治療】フィナステリドの真実を解説します。 | 美容コラム
0.1mgから0.5mgへの移行は、個々の患者の状況に応じて慎重に判断する必要があり、効果の程度や副作用の有無を総合的に評価することが求められます。
デュタステリドは基本は0.5㎎なので1mg服用する必要は無いと思います。
副作用がなく0.1mgを問題なく服用できていることも、増量を検討する上で重要な条件となるでしょう。
今回は視聴者様からの質問を動画にしています。 フィナステリドを服用してる際、ザガーロ(デュタステリド)も併用した場合初期脱毛は起きるのか?
0.1mgから始め、徐々に増量していく方法の利点や、0.5mgカプセルの標準的な効果、そして過剰投与のリスクまで、幅広く情報をお伝えします。
AGA(男性型脱毛症) | 大阪茨木市の医療法人とくいクリニック
0.1mgから0.5mgへの移行は一度に行うのではなく、段階的に進めることで副作用のリスクを軽減し、効果を確認しながら安全に用量を調整できます。
男性成人には、通常、デュタステリドとして0.1mgを1日1回経口投与する。なお、必要に応じて0.5mgを1日1回経口投与する。 ..
各段階で、以下の点を確認しながら進め、患者の状態に合わせて慎重に用量を調整していくことが求められます。
男性成人には、通常、デュタステリド0.5mgとして1日1回経口投与する。 ..
なお、当院ではプロペシアやプロペシアのジェネリック医薬品であるフィナステリド錠の取り扱いもございます。それぞれの違いについてはを、それぞれの処方価格や診療時間は以下のリンクよりご確認ください。
【AGA治療/薄毛】デュタステリドの真実をお話しします | 美容コラム
デュタステリドとフィナステリドの効果の違いがわかったところで、次に気になるのは副作用だと思います。
今まではデュタステリドの方が効果が高い分、副作用も多いと考えられてました。
しかし、最新の論文を精査してみるとフィナステリド1mgとデュタステリド0.5mgを比較すると、副作用についてそれほど差がないというデータが多いのです。