第12回 爪白癬の診断と治療 · 最新視聴ランキング · CareNeTVプレミアム
しかし皮膚糸状菌が爪に感染してしまうと、そう簡単にはいきません。一部の特殊な薬(クレナフィン®︎外用液やルコナック外用液)を除き、塗り薬は爪の中に浸透しにくいため効果を発揮できないのです。そのため爪白癬の治療を外用薬で行うのは難しいことが多く、内服薬が爪白癬治療の中心的役割を担っています。
H26.08.27 本邦初の外用爪白癬治療剤「クレナフィン」の勉強会をしました。 ..
白癬(水虫)の原因となる菌は皮膚糸状菌(ひふしじょうきん)という真菌です。一般的に皮膚糸状菌が皮膚に感染した場合は外用薬(ぬり薬)で治療することができます。
そんな爪白癬内服治療薬の1つがネイリン︎です。ネイリン︎は、皮膚糸状菌を殺菌することに特化した薬です。保険適用の問題もあってカンジダや皮膚白癬の治療には使用できませんが、爪白癬には非常に有効です。
爪白癬の原因の1つであるMentagrophytes(メンタグロフィテス)のMENTA.
“DAPA Care”は、フォシーガの心血管、腎、臓器保護作用を評価する一連の臨床プログラムです。終了済みおよび進行中の試験を含め35,000例以上の患者さんを対象とする35件以上の第IIb/III相試験から構成されており、フォシーガはこれまでに250万患者年以上に処方されています。またフォシーガは、現在、2型糖尿病合併の有無に関わらず、駆出率が保たれた心不全患者さんを対象として有効性を評価するDELIVER第Ⅲ相試験および急性心筋梗塞(MI)または心臓発作発症後の非2型糖尿病患者さんを対象とした第Ⅲ相DAPA-MI試験が進行中です。DAPA-MI試験は、この種の試験では初めてとなる適応症追加を目的としたレジストリに基づく無作為化比較対照試験です。
ネイリンをはじめとする抗真菌薬は少し変わったお薬で、飲んでいる期間だけ効く薬ではありません。ネイリンの場合は12週間内服することによって有効成分が爪の中に蓄積し、その後も効力を発揮し続けます。そのため、内服終了後もさらに12週間は治療効果が現れるのを待つ必要があります。なお、この合計24週間の間は爪白癬治療用の外用液を併用することはできません。
フォシーガの副作用は?初期症状やダイエットにおける注意点を解説
尿閉【いざというとき役立つ!救急処置おさらい帳】第22回 2025/01/15 救急処置おさらい帳 尿閉の患者さんを診ることはよくあると思います。最も頻度が高い原因は前立腺肥大症とされていますが、他の疾患で生じることもあるため、系統立てて除外する必要があります1)。今回は救急外来を受診した患者さんを通じて、さまざまな可能性を考えながら対応してみましょう。<症例>63歳、男性主訴尿が出ない既往歴前立腺肥大症、高血圧内服薬アムロジピン病歴受診日前日夕方より尿意があるが尿が出ない状況が続いている。深夜2時ごろに腹痛が出現し、耐えられなくなったため救急外来を受診した。救急外来で働いているとよく聞く病歴だと思います。しかしながら、尿閉のアプローチはさまざまです。今回は、Emergency Medicine Practiceの「An Evidence-Based Approach To Emergency Department Management Of Acute Urinary Retention」のアプローチをベースにまとめてみたいと思います2)。(A)本当に尿閉かどうかを鑑別上記症例であれば、ほぼほぼ尿閉で間違いないのですが、無尿を「まるで尿閉」のように訴えて来院する患者さんがいます。とくに認知症のある人や、前立腺肥大症など排尿に問題がある人に多いです。以前、「尿閉」の主訴で受診したものの、実はS状結腸憩室炎に伴う急性腎不全のため無尿という結果になったケースがありました。別のパターンで、尿閉を「便秘」と訴えて受診した人もいました。便秘と考えて排便をしようと腹圧をかけると、少し尿が出て楽になり、「便秘」と判断してしまったようです。これらのケースでは、腹部超音波検査が有用です。拡張し緊満した膀胱を認めれば、尿閉と診断できます。私は、便秘の訴えがある患者さんで、初回もしくは「いつもの便秘と違う」という訴えがある場合は腹部超音波を行うことがあります。この患者さんは下腹部に膨隆を認めて、腹部超音波検査をしたところ膨満した膀胱を認めました。(B)外陰部の診察非常にまれですが、外陰部の障害が原因となり尿閉を発症することがあります。男性であれば包茎、嵌頓包茎、腫瘤などで、女性であれば子宮脱、膀胱脱、腫瘤などが挙げられます。本症例はとくに問題がありませんでした。なお、ここまでの(A)(B)は手短に終了しましょう。というのも尿閉に伴う腹痛はかなりつらいためです。(C)導尿まれに包茎で尿道が同定できない、前立腺肥大症による通過障害で導尿が難しいということがあります。私は2トライして難しいようでしたら泌尿器科に相談しています。通過障害であれば先端が固いチーマンカテーテルなど、種々の導尿デバイスがありますが、手馴れていない場合は無理をしないほうがよいと考えます。続いてバルーン留置するか、単回の導尿にするかどうかです。これはケースバイケースと考えます。本症例のように深夜帯に受診し、朝になればかかりつけ医を受診できるような場合であればバルーン留置は必要ないと考えます。しかし、フォローアップまでに時間がかかり、再度尿閉症状が出てまた救急外来を受診しなければならないリスクが高い場合はバルーン留置を実施します。私は最終的には患者さんと相談し決定していますが、この患者さんの場合は日中すぐ受診できるため、単回導尿としました。800mLほど排尿があり、腹痛症状が消失ました。(D)尿閉の原因を探索思わず「前立腺肥大症が原因でしょう」と言いたくなりますが、ほかの可能性を否定しましょう。私は大きく4つは救急外来で必ず否定するようにしています。(1)神経因性膀胱、(2)薬剤性、(3)尿路感染症、(4)便秘による通過障害、です。(1)に関してはとくに脊髄に障害がないかを確認する必要がありますが、ほとんどの場合は排便に障害があるなどの病歴で絞れます。懸念があれば、肛門周囲の感覚や肛門括約筋の収縮を確認します。(2)については、多数の薬が尿閉を誘発することがあります。新規に開始した薬剤がないかを確認しましょう。私がよく経験するのが、抗ヒスタミン薬やエフェドリンを含有した風邪薬を内服しているケースです。いずれも膀胱の収縮を弱めます。(3)は膀胱炎や尿道炎により尿の通過が悪くなるため発生します。こちらは尿検査で確認しましょう。(4)は蓄積した便が直腸を通じて尿道を圧排して尿閉が生じることがあります。排便の経過をチェックしましょう。この患者さんは、排便に問題なく、新規薬剤もなく、尿検査で膿尿や細菌尿は認めませんでした。最終的に前立腺肥大症の可能性が高いと判断しました。(E)血液検査の必要性の検討尿閉で血液検査が必要になるのはどういったときでしょうか? 私は尿閉の経過が数日以上の場合には実施しています。(A)で述べたように便秘だと思って数日間我慢したケースや、認知症などにより意思疎通がとれず、いつから尿閉なのかわからないケースです。なぜかというと、腎後性腎不全を生じている可能性があるからです。腎不全を起こしていた場合、入院して適切な体液管理が必要になることが多いです。本症例は数時間前からの発症なので血液検査は必要ないと判断しました。この患者さんは排尿後に症状が軽快して帰宅となりました。上記がさまざまな可能性を考えながら尿閉に対応した場合の流れです。日々の診療に役立てばと思います。1)Selius BA, et al.
開発中に行われた臨床試験のデータを見ると、その有効性がわかります。臨床試験には足の親指の爪白癬の患者さま153名が参加し、そのうち101名がネイリンを12週間服用しています。そして服用終了してから36週間後に治療効果を評価したところ、完全治癒(爪の濁りがなくなり、顕微鏡の検査でも白癬菌が見つからない)の方が59.4%、有効(爪の濁りが30%以上減少した)の方は94.4%にもなりました。従来の爪水虫治療薬(ラミシールやイトリゾール)と比べると、これはとても高い数字です。
フォシーガ):小野薬品、アストラゼネカカナグリフロジン(カナグル):田辺 ..
フォシーガ(ダパグリフロジン)は、1日1回、経口投与のファーストインクラスの選択的SGLT2阻害剤です。研究により、心腎疾患の予防および進展抑制、ならびに各臓器の保護に対するフォシーガの有効性が示され、心臓、腎臓および膵臓の臓器間の基本的な関連性を示す重要な知見が得られました 1,12,13。これらの臓器の一つでも損傷を受けると、他の臓器の機能低下を引き起こし、全世界で主要な死因となっている2型糖尿病、心不全およびCKDを含む疾患の発症につながります 14-16。
ネイリン内服中は、時に肝臓などに副作用が生じることがあります。この副作用は内服を開始してから5〜6週後に生じることが多いため、その前後に血液検査を行って肝機能をチェックします。また、この時期以外でも体調に異変を感じた場合には血液検査を行う必要があるかもしれません。
SGLT阻害薬であるフォシーガ10mgは糖尿病の有無にかかわらず慢性腎臓病CKDの ..
私は長年、慢性的なカンジダ症に悩まされてきました。特にストレスが溜まると再発し、日常生活にも大きな影響を及ぼしていました。イトラコナゾールを使用し始めたのは、複数のクリームや他の抗真菌薬が効かなくなってきたためです。結果として、イトラコナゾールは非常に効果的で、服用を始めてすぐに症状が和らぎました。完治までは少し時間がかかりましたが、再発を防ぐための予防的な使用でも効果を発揮しています。
イトラコナゾールは、全身に作用するため、他の部位への感染拡大を防ぐのにも適しています。また、長期間にわたる使用でも、私の場合は特に副作用を感じることがなかったため、安心して服用を続けられました。唯一の注意点としては、服用時間をきちんと守ることです。特に、食後に服用することで、吸収が良くなるため、最大限の効果を得ることができました。真菌感染症で悩んでいる方には、ぜひ一度試していただきたい薬です。
あへん OR モルヒネ OR コデイン OR コカイン 検索結果|page:2
軽度の肝機能障害であり、自覚症状もなければそのまま治療を続行することもありますが、その場合はこまめに血液検査を行いながら慎重に治療を続けます(ちなみにγ-GTPのみの上昇の場合は、あまり心配がいらないとされています)。いずれにせよ体調にも留意しながら適宜検査を行い、副作用のリスクをコントロールしていきます。
Itra (イトラコナゾール)通販・個人輸入代行|水虫治療薬
実際に使ってみた感想
仕事で毎日スーツを着る生活が続き、足のムレから水虫が悪化して困っていました。いろいろ試した結果、この「イトラコナゾール内服薬」にたどり着きました。処方箋が不要で通販サイトから簡単に購入できたのが、忙しい身にはとてもありがたかったです。
効果の実感
使い始めて1週間後、かゆみと痛みがかなり軽減され、1か月経つ頃には症状がほとんど気にならなくなりました。外用薬では治りきらなかった頑固な水虫にもしっかり効いた点が特に印象的です。また、内服薬なので手軽に服用でき、仕事中や出張先でも続けやすかったです。
類似商品との比較
過去に試した外用薬と比べると、即効性があり、患部を毎回塗る手間も省けるため、忙しい人に最適だと思いました。価格は他の内服薬と同程度ですが、海外製ジェネリック版のためか、コスパは非常に良いです。ただし、類似商品よりも胃のムカつきを感じることが数回ありました。副作用が気になる方は空腹時の服用を避けると良いでしょう。
製造元について
この薬を製造しているMacroPhar社はタイ国内に製造拠点を持ち、高品質な医薬品をリーズナブルな価格で提供しています。
注意点と総評
この薬は水虫の根本的な原因を治療するのに効果的ですが、長期的な服用が必要な場合があるため、飲み忘れない工夫が大事です。また、通販で気軽に購入できる一方、購入先の信頼性を確認するのは重要です。
まとめ
イトラコナゾール内服薬は、外用薬で治らなかった水虫にも効果が期待できる頼もしい選択肢です。通販で手軽に入手できる点や、忙しい生活でも続けやすい手軽さが魅力ですが、副作用には注意しながら使うのが良さそうです。
H26.06.06 SGLT2阻害薬「フォシーガ」の勉強会をしました。
副作用の項目でも説明しましたが、ネイリン︎は肝臓に障害をきたすことがあるお薬です。そのため、もともと肝機能障害がある場合には慎重に様子を見ながら治療に当たる必要があります。肝機能障害がある、肝臓が悪い、肝硬変があるなど、肝臓に関して病院で何か指摘されたことがある場合は治療開始前に必ずお申し出ください。血液検査の結果があれば、参考にさせていただきますので受診時にお見せください。
ダパグリフロジンプロピレング
第Ⅲ相DAPA-CKD試験においてフォシーガは、CKDステージ2~4、かつ尿中アルブミン排泄の増加を認める患者さんを対象に、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)もしくはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB) との併用で、腎機能の悪化、末期腎不全 への進行、心血管死または腎不全による死亡のいずれかの発生による複合主要評価項目のリスクを、プラセボと比較して、39%低下させました (絶対リスク減少率 [ARR]=5.3%, p 9。フォシーガの安全性と忍容性は、これまでに確認されている安全性プロファイルと一貫していました。
爪白癬治療薬「ネイリン(ホスラブコナゾール)」
ネイリンには併用禁忌(一緒に使用してはいけない)のお薬や、併用注意(一緒に使用する時は要注意)のお薬がいくつかあります。数が多いのでここでは省きますが、常用薬がある方は必ずお申し出ください。普段内服しているお薬が全て記載されているお薬手帳をお持ちいただくと診察がスムーズです。使用している薬の名前がわからないとホスラブコナゾールを処方しかねる場合もありますので、ご協力をお願いいたします。
爪白癬治療剤
慢性的なカンジダ症に長年悩んでいた私ですが、イトラコナゾールを使用し始めてから生活が一変しました!ストレスで症状が再発することが多く、これまでクリームや他の薬を試しても効果が薄かったため、半ば諦めていました。しかし、イトラコナゾールを服用して数日で症状が大きく和らぎ、驚きました。
完治まで少し時間はかかりましたが、予防的に使うことで再発も防げるのが本当に助かります。また、全身に作用するため、感染の広がりを防ぐ効果も実感しました。特筆すべきは、副作用がほとんど感じられなかったことです!ただし、服用時間をきちんと守ることが大切で、特に食後に服用することで吸収率が上がる点は押さえておきたいポイントです。
真菌感染症で悩んでいる方にはぜひ試していただきたい薬です。安心感と効果の両方を得られる逸品だと自信を持っておすすめします!
水虫(足白癬) 爪水虫の症状 治療方法について
2018年に発売が開始されたばかりの新しいお薬です。爪水虫に対する内服薬の新薬が発売されたのは、約20年ぶりのことです。1錠817円(2021年8月現在)と高価で、まだジェネリック薬も発売されていないため、ネイリンで治療する場合には3割負担の場合3ヶ月間で約2万円の薬代がかかります。
DIクイズ4:(A)爪白癬に対する外用薬
アストラゼネカのバイオファーマ研究開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMene Pangalosは次のように述べています。「本承認は、慢性腎臓病の患者さんの予後を改善するという当社の目標の実現に向けた重要な一歩となりました。当社は、フォシーガのような新薬によって標準治療を向上させるとともに、時に患者さんを衰弱させ、生命を脅かす慢性腎臓病の予防および早期診断にも取り組んでいます」。
フォシーガ(ダパグリフロジン)
添付文書上、アルコールは併用禁忌とされておらず、摂取にあたり注意が必要ともされていません。
しかし、アルコールの摂取が肝機能に悪影響をおよぼす可能性は否定できません。そして肝機能に障害がある場合にネイリンを服用すると、肝機能がさらに悪化するおそれがあります。
そのため、ネイリン服用中のアルコール摂取はおすすめできません。
やむを得ず摂取する場合でも、過度の飲酒は避けてください。
爪白癬パルス療法:400mg,分2×7日,3
DAPA-CKD試験の日本の治験統括医師であり、日本腎臓学会理事長の柏原直樹先生は次のように述べています。「慢性腎臓病患者さんにおいて、2型糖尿病合併の有無に関わらず、腎不全への移行抑制、心血管イベントおよび全死亡に対するダパグリフロジンの有効性が示されました。慢性腎臓病患者さんを対象としたこれまでの試験の中でも画期的な試験であり、ランドマークとなるものです。今回の承認は日本の多くの慢性腎臓病患者さんにとって大きな希望となります」。