オルセノン軟膏0.25%は、ワイス株式会社が製剤化した、. トレチノイン トコフェリルを0.25%含有する皮膚潰瘍治療. 剤である。
褥瘡,皮膚潰瘍(熱傷潰瘍,糖尿病性潰瘍,下腿潰瘍)。
トレチノイントコフェリル軟膏の薬一覧|日経メディカル処方薬事典
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
また、0.5%トレチノイン トコフェリル軟膏(本剤の2倍濃度の
褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、糖尿病性潰瘍、下腿潰瘍)。
褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、糖尿病性潰瘍、下腿潰瘍)。
軟膏剤)を1日1回平均5.8g、皮膚潰瘍患者4例に7ないし15日間
2). 使用部位:(0.1〜1%未満)疼痛・刺激感、(0.1%未満)出血[経過を観察しながら使用すること]。
2). 使用部位:(0.1〜1%未満)疼痛・刺激感、(0.1%未満)出血[経過を観察しながら使用すること]。
(使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用すること。) 褥瘡・皮膚潰瘍治療剤
3). その他:(0.1〜1%未満)感染[抗生物質を投与するなどの適切な処置を行い、経過を観察すること]。
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.1.1国内第II相試験皮膚潰瘍患者を対象にトレチノイントコフェリル軟膏の0.5%、0.25%製剤及びプラセボを用いて1日1回6週間投与した群間二重盲検比較試験により治療効果、安全性及び有用性について至適濃度を検討した結果、軟膏の至適濃度は0.25%が0.5%及びプラセボ群と比較して優れていることが認められた。
0.25%の軟膏による治療により、各皮膚潰瘍における最終全般改善率(「改善」以上の改善率%)は、褥瘡26/35(74.3%)、熱傷潰瘍11/11(100.0%)、糖尿病性潰瘍2/4(50.0%)及び下腿潰瘍1/2(50.0%)であった。0.25%の軟膏では、副作用は認められなかった。17.1.2国内第III相試験(比較臨床試験)
皮膚潰瘍患者を対象にトレチノイントコフェリル軟膏と対照薬(塩化リゾチーム軟膏あるいはベンダザック軟膏)を1日1回6週間投与した比較臨床試験により有効性及び安全性について検討し、対照薬と比較して優れていることが認められた。各皮膚潰瘍における最終全般改善率(「改善」以上の改善率%)は、褥瘡73/94(77.7%)、熱傷潰瘍40/44(90.9%)、糖尿病性潰瘍6/9(66.7%)及び下腿潰瘍8/17(47.0%)であり、本剤による副作用及び臨床検査値異常は認められなかった。
17.1.3国内第III相試験(一般臨床試験)皮膚潰瘍患者を対象に一般臨床試験によりトレチノイントコフェリル軟膏の有効性及び安全性について検討した結果、各種の皮膚潰瘍に対して有用であることが認められた。
各皮膚潰瘍における最終全般改善率(「改善」以上の改善率%)は、褥瘡21/30(70.0%)、熱傷潰瘍21/23(91.3%)、糖尿病性潰瘍43/54(79.6%)及び下腿潰瘍8/25(32.0%)であった。本剤による副作用は4/179(2.2%)にみられたが、本剤に起因する臨床検査値異常は認められなかった。
トレチノイン トコフェリル含有軟膏(オルセノン軟膏)のじょくそう・皮膚潰ように対する臨床試験成績
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2.その他の副作用1).皮膚:(0.1~1%未満)発赤・紅斑・皮膚そう痒等の皮膚症状[症状が強い場合には使用を中止すること]。
2).使用部位:(0.1~1%未満)疼痛・刺激感、(0.1%未満)出血[経過を観察しながら使用すること]。3).その他:(0.1~1%未満)感染[抗生物質を投与するなどの適切な処置を行い、経過を観察すること]。
トコレチナート (Tocoretinate) とも。日本でのオルセノン軟膏は、褥瘡、皮膚潰瘍に適応を持つ。 トレチノイントコフェリル.
褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、糖尿病性潰瘍、下腿潰瘍)。
(効能又は効果に関連する注意)熱傷潰瘍に本剤を使用する場合、本剤の対象は熱傷後の二次損傷により生じた熱傷潰瘍であるので、新鮮熱傷に対しては他の適切な療法を考慮すること。
0.25%トレチノイントコフェリル軟膏(オルセノン軟膏)が著効した、湯たんぽによる低温熱傷潰瘍の4例を経験したので報告する。
18.1作用機序
トレチノイントコフェリルは、創傷自然治癒の増殖過程や組織修復過程において創傷部に出現するマクロファージ、線維芽細胞及び血管内皮細胞に創傷部位で直接作用し、血管新生を伴った肉芽形成を促す。18.1.1細胞遊走促進作用
モルモット腹腔マクロファージ及びヒト皮膚線維芽細胞に対して遊走活性増強作用を示す。ヒト血管内皮細胞に対しては、単独では活性を示さないものの、フィブロネクチン存在下では有意に細胞遊走を促進する。
18.1.2細胞増殖促進作用ヒト皮膚線維芽細胞の増殖を促進する。
18.1.3肉芽中の結合組織成分への影響insituにおいて、コラーゲンやグリコサミノグリカンなどの結合組織成分を増加させる。
18.2創傷治癒促進作用18.2.1綿球肉芽形成促進作用
ラットの綿球肉芽形成試験において、良好な肉芽形成促進作用を示す。18.2.2皮膚欠損傷治癒促進作用
ラットの皮膚欠損傷治療試験において、ベンダザック又はリゾチーム塩酸塩の軟膏と同等、又は、より強い創傷面積縮小効果を示す。18.2.3切傷治癒促進作用
ラットの皮膚切傷治療試験において、創耐張力増強作用を示す。18.2.4熱傷治癒促進作用
ラットの熱傷治療試験において、ベンダザック又はリゾチーム塩酸塩の軟膏に比較し良好な治癒促進作用を示し、完全治癒日数を短縮する。18.2.5血管新生促進作用
ラットの綿球肉芽形成試験において、肉芽形成と共に著明な血管新生作用を示す。