ぐっすり眠ったという “熟睡感”を高めるためには、自然な眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌を促すことがひとつのカギ。 ..


電球の種類によって異なる色が出る理由は、色温度が異なるためです。色温度とは、光源(自然光・太陽光・照明器具など)から出る光の色を表す単位であり、光源そのものの温度や明るさとは別ものです。単位は、K(ケルビン)で表し、テレビやパソコンで使われるディスプレイの色を正確に表現するのに使われています。


※3 メラトニンメラトニンは、脳の松果体と呼ばれる部位でセロトニンを材料にして ..

起床する前にどの程度の照度の光にさらされたかによって、睡眠障害(※3)を起こす度合いが変わる。ある実験では、高齢者を対象に就寝中の照度を測定し、その結果とアンケートに基づいて睡眠の質が判定された。起床2時間前の120分間の照度の積算値により4つのグループに分けると、最も照度が高いグループは最も低いグループに比べて約1.6 倍も睡眠障害を起こしやすいという結果が出ている(参考論文3)。

起床前は主に朝の日光が寝室の窓から入ってくるため、遮光カーテンなどで起床前の光をさえぎるなど、寝室に光が入らないようにすることも大切である。

昼白色の色温度は、5000Kから5500Kです。自然光に近い色合いで、見た目が明るく、色の識別がしやすいのが特徴です。リビングやキッチン、廊下など、広い空間を明るく照らしたい場所に向いています。

メラトニンは体内に夜を知らせるほか、インスリン抵抗性や体内の活性酸素 ..

※3 メラトニン
メラトニンは、脳の松果体と呼ばれる部位でセロトニンを材料にして作られる睡眠ホルモンです。朝起床してから、14時間後からメラトニンは分泌され始め、2時間で分泌量はピークに達します。メラトニンの分泌が1日24時間の生体リズム(体内時計、概日リズム)を作り上げています。日中に太陽光を十分にあびられない環境などでは、メラトニンがうまく分泌されなくなり、体内時計が乱れ、夜になっても眠れない睡眠障害が引き起こされることがあります。

夜間に強い光を浴びると睡眠に重要なメラトニンの分泌が抑制されてしまう。そのため就寝時刻の3時間前からは照度10lx以下、就寝してからはできるだけ暗い1lx以下が推奨されている(昼光6500Kの場合。参考論文2)。

メラトニン分泌の抑制は、波長が480nm付近の青色の光の影響を強く受けるため、色温度が高いほど抑制されやすい。その影響を調べるため、目の位置での鉛直面照度100lxで1800Kと5000Kの光を19時から22時30分まで浴びた。結果は、5000Kのほうが唾液中のメラトニンの分泌開始時刻が60分遅くなり、メラトニンの分泌量が約25%低下していた(※2)。

夕方以降は徐々に色温度と照度を下げ、自然と眠りにつきやすくなるようにしたい。

また、被験者実験を行い、壁の色が唾液中メラトニン分泌に及ぼす影響について検討した。

従来の調色照明は、高色温度側に主に6500K、低色温度側に2700KのLEDを使って調色していました。
Dynasolis™では、高色温度側を空色(Azure色)LEDに置き換えて調色することで(図2)同じ白色でも480nmの出力を高めてメラノピック照度を最大化することができ、目覚め~午前中の心身の活性化と、夕方以降のメラトニンの分泌を促します。さらに空色光を徐々に減らしながら低色温度側へ向かうことで、安らぎを与える光までの演出を可能にし、サーカディアンリズムの正常化に調スペクトルの視点からアプローチします。

Dynasolis™は、高色温度と低色温度の白色の比率を変えるだけで調色するというこれまでの概念を覆し、480nmの空色光の重要性にフォーカスした全く新しい調色・調スペクトルソリューションです。

色黒の方が筋肉はつきやすい? 第168回 日焼けに関係するメラトニンに着目

従来の屋内照明で不足していたのが、朝日に多く含まれる480nmの光です。この480nmの光は、幸せホルモンと呼ばれるセロトニン※2を分泌させ、人間の心身の活性化を促します。午前中にセロトニンを多く分泌させておくと、それが原料となって14~16時間後に睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニン※3が分泌されやすくなることもあり、二重の意味で480nmの光は重要です。
当社はこの480nmの光に焦点をあて、その波長の光を効果的に補充できる空色(Azure色)LED(図1)および、それを用いた調色・調スペクトルソリューション、Dynasolis™を提案しています。

「長森いきいき倶楽部 Lachic」は、高齢者向け介護複合施設。良質な睡眠が得られるように、朝から夜にかけて色温度を調整。起床の時間帯に合わせて徐々に色温度を上げていき、日中は青色光の成分が多く覚醒を促す色温度12000Kに高めていく。

一方、夕方以降は青色光の成分を減らし、落ち着く光(居間;4000K→2700K→2200K)へと徐々に色温度を下げている。深夜は高齢者がトイレなどを利用することを想定したうえで、眠りを妨げないように調光率を下げている。


一方,サーカディアンリズムに関連したホルモンの代表格は,メラトニンとコルチゾールです。 ..

色温度が低いとオレンジ色がかった暖色系の光になり、色温度が高いと青みがかった寒色系の光になります。

夜間照明の色温度間でメラトニン分泌量や睡眠の主観に有意な差は認められなかった。 Page 31

夜になると、人間の体内では睡眠ホルモン「メラトニン」が脳から分泌されます。メラトニンは、睡眠・覚醒・ホルモン分泌などのリズムを整える働きを持っています。

メラトニンに影響するのは「光」だけでなく「色」であり、メラトニンの分泌を制御す

人間の網膜は、光が当たる領域によってメラトニンの分泌に違いが出る。同じ照度の光を網膜の上、下それぞれから照射したときのメラトニンの分泌の変化を調査した結果によると、高い位置から光を当てたほうが、低い位置に比べて、メラトニンの分泌量が少なかった(参考論文1)。このことから、睡眠を妨げない光環境をつくるには、目線より低い位置を照らしたほうがよいといえる。

寝室などのフットライトは夜間に浴びる光を抑えるのに有効だ。逆に朝に光を浴びる場合は目線よりも高い位置(天井面からの照射など)を明るくすれば、効率的に光を浴びて体内リズムをリセットすることができると考えられる。

[PDF] 照明によるメラトニン分泌抑制効果を低減するフィルタ

2009年に、パナソニック電工が行った検証により、室内照明の色温度が低いほど、メラトニンが分泌されやすくなるという結果が発表されました。この結果から、寝室には色温度が高い昼光色や昼白色ではなく、色温度が低い電球色を取り入れましょう。メラトニンの分泌が抑制されず、睡眠の質を高めることができます。

就寝前に浴びるLED照明の色温度の違いが就寝前の子どものメラトニン分泌と眠気に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする. 英語

昨今、自然光が人体に与える影響の大きさが注目を集めており、その重要性が再認識されています。現代人の多くが抱える不眠や体の不調などのかなりの部分が、自然光を十分に浴びることが難しい現代のライフスタイルに起因すると考えられており、建築業界においても自然光をもっと屋内に取り込むデザインが推奨されるなどの動きも出ています。また照明の分野でも、いかに人間が快適に過ごせる光環境・照明環境を実現するかという事が大きな課題とされ、いわゆるヒューマンセントリック照明、サーカディアン照明なども関心を集めており、「光の質」「光の機能」にも焦点をあてた新しい屋内照明が求められています。

日が暮れて夜になり、眠りホルモンと呼ばれるメラトニンが分泌され ..

空色(Azure色)で目覚め、朝日に多く含まれる480nmの波長の光をたっぷりと浴びることによってセロトニンの分泌が促され体内時計の正常化に繋がります。
その後、日中の活動時間帯は、自然光同等以上の空色光を多く含む爽やかな高色温度にすることで、注意力の向上、集中力の維持を促します。そして夕方以降は、空色光を徐々に減らしながら落ち着いた低色温度に向かうことにより、リラックス効果や安心感、そしてスムーズな睡眠への移行を促します。このように空色光の量と色温度を同時に調整することで、よりサーカディアンリズムに配慮した、人に優しい照明としてご活用いただけることを期待しています(図4、5)。

これらのガジェットはすべて大量の青色光を生成し、概日サイクルを混乱させ、メラトニンの分泌を妨げます

暖色系の色であり、明るさを抑えて落ち着きを持っているため、温かみを感じることができます。先ほど紹介したように、メラトニンが分泌されやすくリラックス効果も得られるため、寝室などリラックスしたい場所に適しています。また、料理を美味しく見せる効果もあり、食卓やリビング・ダイニングの間接照明などにも使われる色です。

このリズムに関係するのがメラトニンというホルモンで、夜間に分泌が高進し ..

昼光色と昼白色の違いは、光の色温度(単位:K)です。光の色温度とは、太陽光の色温度を基準として、光の色合いを表す尺度です。色温度が低いとオレンジ色がかった暖色系の光になり、色温度が高いと青みがかった寒色系の光になります。

に、子ども達に好ましくない影響(概日時計の位相後退やメラトニン分泌抑制)を及ぼすことが懸念さ

一方で、はっきり見えることから目が疲れやすくなるため、偏頭痛にならないよう適宜休憩すると良いでしょう。夕方から夜の時間帯に昼光色の下にいると、メラトニンの分泌が抑えられることから、寝室には違う色を使うようにしましょう。

メラトニンとは、脳の松果体(しょうかたい)と呼ばれる部分から分泌されるホルモンです。 体内時計に働きかけることで、覚醒と睡眠を ..

ヒューマン・セントリック・ライティング(HCL)が注目を集めつつある昨今、多くの照明メーカーが、より良いサーカディアン照明を目指してHCLの機能を研究している。本文書では、HCLの基本概念と、シアン光が人間の健康と幸福感に及ぼす影響について解説する。また、当社のDynasolis™の特徴を述べると共に、フラウンホーファー研究機構建築物理研究所による、Dynasolis™照明ソリューションの認知・心理的効果に関する研究結果についても詳述する。

①間接照明で落ち着く空間に睡眠ホルモンである「メラトニン」という言葉をご存知でしょうか。 ..

※1:鏡のように反射する正反射光とは異なり、いろいろな方向へ拡散する光

メラトニンの分泌が妨げられ、不眠の原因になると言われます。 クルーゾフ効果 資料:遠藤照明

最近の睡眠と光の研究から、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を抑制しやすい光の波長があることがわかってきました。
具体的には、青色の波長がメラトニン分泌を低下させます。
この波長はに多く含まれている成分です。

そのような方は、「メラトニン」という睡眠ホルモンが影響しているかもしれません。この記事では、睡眠と深い関係があるメラトニン ..

逆にメラトニン分泌に影響しないのはです。
電球色は気持ちが安らぐだけでなく、メラトニン分泌に影響が少ないので寝つきが良くなります。
間接照明のお店にいると自然に眠くなるのはそのせいかもしれませんね。

◯オフィス勤務よりも在宅勤務の方が昼間に浴びている光が弱く(照度が低く)、

光は眠りの質にも大きな影響を与える。就寝前は低色温度・低照度にすることで人は自然な眠りに誘われる。夜の眠りを妨げないような照明にするには、天井照明(シーリングライト等)ではなく低い位置にあかりを設置することが大切だ。

一方、現代人は就寝時間が遅くなりがちで、日の出の早い春や夏は、生活のリズムと自然光のリズムの不一致によって睡眠が不足する可能性がある。遮光カーテンや照明のスケジュール機能を用いて調整すれば、日の出の数時間後にすっきりと目覚められる。また、起床前の光環境は、ゆっくりと太陽が昇り明るくなることで、快適な目覚めが促される点にも注目したい。自然光が10倍の明るさ(5lxから50lx)になるまで約12分かかるのと同じように、照明で10分程度の時間をかけて朝の青空光と同じ高色温度の青白い拡散光(※1)で明るくするとよいだろう。

「眠りの質を高める」ためには、「就寝時は低色温度・低照度、起床時は高色温度・高照度」であることが重要だ。