[PDF] 小児気管支喘息の薬物療法における 適正使用ガイドライン


【11.1.1】誘発感染症,感染症の増悪〔B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎が発現。[8.2,8.3,9.1.1,9.1.2,9.1.9参照]〕【11.1.2】続発性副腎皮質機能不全,糖尿病〔[9.1.3参照]〕【11.1.3】消化性潰瘍,消化管穿孔,膵炎〔[9.1.1参照]〕【11.1.4】精神変調,うつ状態,痙攣〔[9.1.1参照]〕【11.1.5】骨粗鬆症,大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死,ミオパシー,脊椎圧迫骨折,長骨の病的骨折〔[9.1.4参照]〕【11.1.6】緑内障,後嚢白内障〔[8.4,9.1.1参照]〕【11.1.7】血栓塞栓症〔[9.1.1参照]〕【11.1.8】腫瘍崩壊症候群〔リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合,腫瘍崩壊症候群が発現。適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤等の投与,透析等)を行う。[8.6参照]〕


*3 吸入液をネブライザーで吸入する。必要に応じて少量(0.05〜0.1mL)の β2 刺激 ..

英国・RECOVERY試験共同研究グループのPeter Horby氏らは 、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院した患者のうち、侵襲的人工呼吸器または酸素吸入を使用した患者に対するデキサメタゾンの投与が28日死亡率を低下させることを明らかにした。NEJM誌オンライン版2020年7月17日号に掲載報告。なお、この論文は、7月17日に改訂された厚生労働省が発刊する「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第2.2版」の“日本国内で承認されている医薬品”のデキサメタゾン投与の参考文献である。

この研究では、2020年3月19日~6月8日の期間にCOVID-19入院患者へのデキサメタゾン投与における有用性を把握するため、非盲検試験が行われた。対象者をデキサメタゾン投与群と通常ケア群にランダムに割り当て28日死亡率を評価し、人工呼吸器管理や酸素吸入の有無によるデキサメタゾン投与の有用性を検証した。デキサメタゾン群には1日1回6 mgを最大10日間、経口または点滴静注で投与した。通常ケア群には、日常臨床でデキサメタゾンを使用している患者が8%含まれていた。薬物療法として、アジスロマイシンは両群で使用(デキサメタゾン群:24% vs.通常ケア群:25%)、そのほか通常ケア群ではヒドロキシクロロキン、ロピナビル・リトナビル、IL-6アンタゴニストなどが投与された。また、レムデシビルは2020年5月26日より使用可能となり一部の症例で投与された。

主な結果は以下のとおり。

・全参加者11,303例のうち、他の治療を受けるなどの理由で4,878例が除外された。残り6,425例をデキサメタゾン投与群2,104例(平均年齢±SD:66.9±15.4歳)と通常ケア群4,321例(平均年齢±SD:65.8±15.8歳)に割り付けた。

・6,425例の呼吸器補助別の割り付けは、侵襲的人工呼吸器管理が1,007例、酸素吸入が3,883例、呼吸器補助なしは1,535例だった。

・28日死亡率は、デキサメタゾン群が482例(22.9%)、通常ケア群は1,110例(25.7%)で、デキサメタゾン群で有意に低下した(Rate Ratio[率比]:0.83、95%信頼区間[CI]:0.75〜0.93、p<0.001)。

・呼吸器補助レベルを考慮した場合、侵襲的人工呼吸器管理の患者において絶対的・相対的ベネフィットが示される傾向で、デキサメタゾン群は通常ケア群より死亡発生率が低く(29.3% vs.41.4%、率比:0.64、95%CI:0.51~0.81)、酸素吸入群においても同様だった(23.3% vs.26.2%、率比:0.82、95%CI:0.72~0.94)。しかし、呼吸器補助を受けていない患者において、デキサメタゾンの効果は明らかではなかった(17.8% vs.14.%、率比:1.19、95%CI:0.91~1.55)。

・副次評価項目として、デキサメタゾン群は通常ケア群より入院期間が短く(平均入院日数:12日 vs.13日)、28日以内の退院の可能性が高かった(率比:1.10、95%CI:1.03~1.17)。この最大因子は侵襲的人工呼吸器管理だった。

・呼吸器補助を受けていない患者において、副次評価項目である侵襲的人工呼吸器管理や死亡の複合は通常ケア群よりデキサメタゾン群で低かった(率比:0.92、95%CI:0.84~1.01)。

【11.1.1】誘発感染症,感染症の増悪〔B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎が発現。[8.2,8.3,9.1.1,9.1.2,9.1.9参照]〕【11.1.2】続発性副腎皮質機能不全,糖尿病〔[9.1.3参照]〕【11.1.3】消化性潰瘍,消化管穿孔,膵炎〔[9.1.1参照]〕【11.1.4】精神変調,うつ状態,痙攣〔[9.1.1参照]〕【11.1.5】骨粗鬆症,大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死,ミオパシー,脊椎圧迫骨折,長骨の病的骨折〔[9.1.4参照]〕【11.1.6】緑内障,後嚢白内障〔[8.4,9.1.1参照]〕【11.1.7】血栓塞栓症〔[9.1.1参照]〕【11.1.8】腫瘍崩壊症候群〔リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合,腫瘍崩壊症候群が発現。適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤等の投与,透析等)を行う。[8.6参照]〕

いはデキサメタゾンエリキシル0.05mg(0.5mL)/kg/日(分2)

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下垂体抑制試験:実施に先立ち褐色細胞腫又はパラガングリオーマの合併の有無を確認。合併がある場合,治療を優先する。

新型コロナ重症例、デキサメタゾンで28日死亡率が低下/NEJM

下垂体抑制試験:実施に先立ち褐色細胞腫又はパラガングリオーマの合併の有無を確認。合併がある場合,治療を優先する。

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エピネフリン/デキサメタゾン併用は細気管支炎の入院リスクを減らす

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】次の薬剤を使用中:ジスルフィラム,シアナミド,デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿),リルピビリン,リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン,リルピビリン塩酸塩・ドルテグラビルナトリウム〔[10.1参照]〕

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急性喘息の救急科治療における吸入副腎皮質ステロイド(薬)(以下

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】次の薬剤を使用中:デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿),リルピビリン,リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン,リルピビリン塩酸塩・ドルテグラビルナトリウム〔[10.1参照]〕

ネブライザー吸入β2刺激薬:メプチン吸入液・ベネトリン吸入液; ステロイド点滴 ..

20件の試験が一次解析対象として選択され(13件の小児対象、7件の成人対象)、患者総数1,403名であった。ICS投与を受けた患者は入院する傾向が低く(OR 0.44、95%CI 0.31~0.62、12件の試験、患者960名)、異質性は中等度だった(I2 = 27%)。これはプラセボに比し、ICS治療患者100例あたり入院32例が17例に減少したという事実を表す。全身性ステロイドの併用に基づく入院患者のサブグループ分析では、両サブグループとも入院患者減少というICSの利益を示した(ICSと全身性ステロイド対全身性ステロイド:OR 0.54、95%CI 0.36~0.81、5件の試験、N = 433;ICS対プラセボ:OR 0.27、95%CI 0.14~0.52、7件の試験、N = 527)。しかし、全身性ステロイドにICSを併用したサブグループには中等度の異質性が認められた(I2 = 52%)。ICS治療患者は、治療の3~4時間後に、最大呼気流量(PEF:MD 7%、95%CI 3%~11%)および1秒量(FEV1:MD 6%、95%CI 2%~10%)にわずかだが有意な改善を認めた。少数の試験のみ上記アウトカムが報告されたためメタアナリシス対象に組み入れ可能となり、本比較では試験の大半がいずれの治療群に対しても全身性ステロイドを使用していなかった。振戦または悪心および嘔吐について、ICS投与により重大な有害作用のエビデンスは認められなかった。ICS単独投与を全身性ステロイド単独投与と比較する試験の二次解析では、試験間の異質性によりデータの統合または信頼可能な結論の決定が困難になった。

アスピリン喘息が疑われる場合は、デキサメタゾンあるいはベタメタゾン4~8mgを点滴静注、または経口プレドニ ..


福岡県薬会報に掲載している「情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介」事例です。

かもしれません。 縦抱っこしたり、水を飲ませたりすると少し落ち着くことがあります。 アドエア吸入やメプチン吸入 ..

著者が抽出された情報の妥当性を実証できなかった場合、2名のレビューアは別々にデータを抽出した。欠測データは、著者から入手するか、論文記載の他のデータから算定した。適宜、個別およびプールした二値アウトカムをオッズ比(OR)を用い95%信頼区間(CI)で報告した。適宜、個別およびプールした連続アウトカムを平均差(MD)または標準化平均差(SMD)を用いて95%CIで報告した。一次解析では固定効果モデルを用い、感度分析ではランダム効果モデルを用いた。I二乗(I2)統計により異質性を報告した。

ダラキューロ+レブラミド+デキサメタゾン(DLd)併用療法 患者プロトコール ..

県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。

ダラキューロの投与後処置として気管支拡張薬及び吸入ステロイド薬の投与を考慮すること。

ランダム化比較試験(RCT)および準RCTを組み入れた。患者が急性喘息でEDまたはそれ相当の科を受診し、標準治療の他、ICSまたはプラセボの治療を受けた場合、試験を組み入れ対象とした。2名のレビューアが別々に関連可能性のある論文を選択し、別々に組み入れ対象となる論文を選択した。2名のレビューアが方法論的質を別々に評価した。本レビューに組み入れた3種の試験があった。すなわち1)ICSとプラセボを比較する、全身性ステロイドをいずれの治療群でも使用しなかった試験、2)ICSとプラセボを比較し、両治療群とも全身性ステロイドを使用した試験、および3)ICS単独投与を全身性ステロイドと比較する試験であった。分析のため、最初の2種の試験を一次解析で別々のサブグループとして組み入れ(ICSとプラセボの比較)、3番目の試験は二次解析に組み入れた(ICSと全身性ステロイドの比較)。

吸入と吸入液の電動ネブライザーによる吸入とどちらが有用か? 推奨: SABの吸入 ..

副腎皮質ホルモン剤の注射(デカドロン、リンデロン、水溶性プレドニン等)に適応がある。

投与例(デカドロン):
デキサメタゾン(3.3mg/mL)を1回0.08~1.65mg、1日1~3回ネブライザーで投与。生理食塩液で10倍に希釈し1回0.25~5mLを用いる。

ン®)、デキサメタゾン(デカドロン) が用いられる。 1shot 静注、点滴 ..

比較試験のCochrane Airways Group specialised registerから比較臨床試験を同定した。組み入れた試験の参考文献、既知のレビューおよび本文も検索した。最近の検索は2012年9月に実施された。

ゼや会話困難がない)であれば、通常の喘息発作同様に、気管支拡張薬の

救急科(ED)で管理する急性喘息患者の治療のためのICSの利益を判定する。

喘息治療配合剤; フルティフォーム125エアゾール56吸入用; フルチカゾン ..

アレルゲン暴露、気候変動、ウイルス感染などにより、喘鳴、咳嗽、息苦しさ、喀痰増加、労作時呼吸困難感、胸部絞扼感など喘息症状発現や増悪があらわれることがある。症状悪化を自覚した場合に最初に自宅で何を行うか(アクションプラン)を日頃から指導しておく必要がある。

1.ICS(ステロイド吸入):喘息は気道の慢性炎症が本態です。ステロイドには抗 ..

全身性副腎皮質ステロイド(薬)(以下、ステロイド)療法は、急性喘息管理の中心的役割を果たす。吸入ステロイド(ICS)の使用もこの場合有益と思われる。

ベタメタゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロンなどです。

喘息発作では、まずバイタルサインをチェックし、病歴を聴取する。発作の時間と増悪原因、普段の服薬内容と発作後の服薬状況、ステロイド使用の有無、発作による入院歴や救急外来受診歴、挿管の既往、心疾患や肺疾患の有無、アスピリン喘息や薬物アレルギーの有無など。胸部聴診を行ない感染が疑われる場合は胸部レントゲン撮影や喀痰細菌検査を行う。可能であれば採血にて好酸球数、好中球数、CRPなどを確認する。心不全、気胸、肺血栓症、細菌性肺炎、誤嚥性肺炎などの鑑別を行う。