傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、


急性うっ滞性乳腺炎は乳腺に炎症を起こしている状態で、母乳が乳房にたまってしまうことが原因となって発症します。赤ちゃんが飲む量より母乳分泌量が大幅に多いことで発症するケースが多くなっています。


・ペニシリナーゼ耐性ペニシリン(医薬品添付文書に乳腺炎の適応なし)

急性うっ滞性乳腺炎に細菌感染をともなっている状態です。急性うっ滞性乳腺炎で乳腺に母乳がたまっている場合、その状態が半日から1日以上続くと母乳が細菌感染して化膿することがあります。高熱や筋肉痛などインフルエンザのような症状が現れることもあります。感染するのは主に黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などです。必要に応じて切開・排膿などの局所的な外科処置や抗生剤投与などが必要となることがあります。赤ちゃんのためにも、すぐに受診して適切な治療やケアを受け、完治させることが重要です。

乳腺炎になると乳腺に母乳がたまって痛みが強くなってしまいます。日ごろからたくさん赤ちゃんに母乳をあげて乳腺に母乳がたまらないように心がけましょう。痛みが強い場合には、受診して適切な治療を受けるようにしてください。医師が判断し、授乳中でも内服が問題ない薬でしたら安心して服用できますし、保険が適用されるため市販薬を購入するよりも費用が抑えられます。また、母乳マッサージをすることで乳腺のつまりを解消することも可能です。当院では、助産師による乳腺のマッサージ指導、母乳指導も行っています。

乳頭亀裂、白斑などがみられる場合は、抗生剤が含まれているゲンタシン軟膏を1日数回塗布して頂く事もあります。 化膿性乳腺炎の薬物療法

急性うっ帯性乳腺炎では、母乳が乳腺にたまって炎症を起こしています。この急性うっ帯性乳腺炎に細菌感染がともなうと急性化膿性乳腺炎を発症します。

乳腺炎は胸の痛みだけでなく発熱などの全身症状を引き起こすことがあります。こうした症状は炎症によって起こっているため、薬によって軽減することが可能です。医療機関では授乳を継続しながら服用できる適切な薬の処方が可能です。受診の際には現在授乳中であり、授乳を継続したいというご希望を必ず医師に伝えてください。また逆に母乳を止める薬を処方することも可能です。症状と状態をよく相談し、適切な対応を行いましょう。

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市販薬と同じ成分の薬を処方する場合も、クリニックや病院では患者様の既往症や体質、乳腺炎の状態をしっかり診察した上で処方しています。乳腺炎の状態も医師にしっかり確認してもらうことで、安心してお薬の服用ができます。

乳房には乳腺という管状の器官があり、ここを通過して乳頭の先まで母乳が運ばれます。この乳腺に炎症が起きた状態が乳腺炎です。授乳中に2~10%が発症するとされる病気です。

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食事内容が乳腺炎発症に関係しているかどうか、はっきりとした根拠はまだ示されていません。ただ、高カロリー・高脂質な食生活は母乳が過剰に作り出されてしまうため乳腺炎のリスクが高まります。授乳中は、一般成人女性の必要カロリーに350kcalを上乗せしたものが適切な摂取カロリーです。高カロリー・高脂肪を抑えるために、メニューを和食中心にするのもおすすめです。
また、授乳中は水分不足になりやすいので、こまめな水分摂取を忘れないようにしましょう。ただし水分のとり過ぎも母乳の分泌過多につながりやすいため、2ℓ程度までを目安にしましょう。

助産師による乳腺外来では、授乳に関するお悩みに丁寧にお答えしております。
おっぱいが出にくい、乳腺炎の症状がある、赤ちゃんが母乳を飲めているか心配などのお悩みやご相談をお持ちの方は、ぜひ当院の乳腺外来へお越しください。