The Asakusa Cobbler 仮履き靴のテスト(浅草コブラ
色々とてんこ盛りでお願いしたオーダーですが、デュプイのマローカーフやクロスタショルダーなど、浅草コブラーさん以外ではなかなか見られない仕様になります。
はじめまして、靴修理工房のThe Asakusa Cobblerです。
仮縫い靴を経てラストの調整や中底、ライニングの素材変更などいくつか変更を加え、以下の仕様で作成頂いています。
浅草コブラーさんのオーダー靴はデザインは自由で細かく指定が可能で、必要だと思ったものを自分で選んで追加していくスタイル。
その上で、ベースラストからラスト削り・盛りを実施するか、既存のラストで作るかで料金が変わってきます。今回は特別感を出したかったので思い切ってラストも作成いただくプレミアムオーダーでお願いしました。
年末に吉報。待ってました。
浅草コブラ―さんにお願いしていた人生初めてのビスポークシューズが納品。
オーダーしたのが6/19、納品&引き取りは11/30なのでおおよそ5か月半、一般的なビスポークシューズからするとかなり短い納期でシューツリーまで込みで製作頂きました。せっかちな私には納期が短いのはとても嬉しい。
仮靴が出来るまで、さらに完成品が出来るまでとても長く感じましたが、思えばあっという間の5ヵ月半。
生まれたばかりの赤ちゃんに触れるような感覚の興奮冷めやらぬ中ですが、完成した靴の仕様や詳細、および今回ビスポークを依頼した理由についてもご紹介させてください。
東京浅草 靴修理 The Asakusa Cobbler | その他の修理
アップチャージで仮履き靴を履けるように9分仕立てで仕上げてくれるAsakusa Cobblerのビスポークならではのサービス。
仮履き受け取りの際にももちろん浮いているところなどの改善点は出していただくのですが、革靴は履いて歩いてみないとわからない点も多いものです。
特に私はかかとの抜けが気になる場合が多く、履いてソールの返りがついてくると抜けなくなる場合と合わない場合が出てくるのでこのサービスは非常にありがたいなと思います。
2週間前に完成したThe Asakusa Cobblerのプレミアムオーダーシューズの仮履き靴。
店主の石郷岡さんから「数回履いてみて、そこから本番靴への改善点を出していきましょう」とご提案いただき3.5日ほど履いてみました。
靴の中底(足裏が当たる部分)がひび割れ等で傷んでいる場合に交換をします。ご相談ください。 腰裏補修・・・¥3.542~
今回購入したウィールローブの靴の紹介はまた次回に。長文にお付き合いをいただき、ありがとうございました!
この靴の特徴でもある、デュプイのマローカーフ。あまり靴に使われることはなく期待半分・不安半分ではありましたが杞憂に終わりました。
ご覧の通りスムースレザーと思いきや、細かな水シボが入っています。思ったよりも光沢感が強めですが、もう少しこなれてくると光沢も落ち着きまた違った表情を見せてくれるのではと期待しています。
今回は仮靴なので革の端を使って作られているためトラが入っていますが、本番靴ではもちろん注意して作成いただけるとのことです。楽しみ。
革靴をめぐる冒険~いざ浅草編【後編】WHEELROBEで靴を買う
そんなわけで大きな収穫がたくさんあった革靴をめぐる浅草散策。これをきっかけにまだまだ知らない革の町・浅草を少しずつ開拓していければ、と考えています。
ソールは半カラスの波型。グッと絞られたウエスト。
そしてカラス部分に軽くワックスがかかり鏡面に。完全に変態仕様です。
余談ですが、半カラスがなぜ生まれたか?
もともと全カラス、つまりソールが真っ黒のものがドレス靴の仕様として主流だったそうですが、全カラスだと床に染料が付着し汚れてしまうため、半カラスの仕様ができたそうです。
店主の石郷岡さんから教えていただきました。石郷岡さんと会話すると、色々な知識や裏話まで教えてくださるので本当に楽しい。
すべてにこだわる、靴修理の職人 [男の靴・スニーカー] All About
ヒールカップの収まり具合、ボリュームのある前足部も程良いゆとりで絶妙。そして何より実直な作り。アメリカンな印象の靴は作りもラフなメーカーが多く、購入に至らなかったこともありましたので、 探し回った末にとうとう目指す靴に巡り合えたことを感じ、嬉しくなりました。
浅草コブラーはとても人気の高い修理屋ですが、オーダーシューズも ..
時間どおりに訪問すると、既にお店の方が待っていてくださり、すぐに2階のショールームへ案内してくれました。そこには多数のエイジングサンプルと複数のモデルが展示されていました。ナチュラル、バーガンディ、ブラックと、色鮮やかなクロムエクセルの靴に心躍ります。
JOEWORKSは、浅草のシューズメーカー・セントラル靴から独立した3人の職人が ..
ハーフラバーは溝が無くなるほど削れ、つま先も減ってしまっている状態。トップリフトは相談した上で交換するか決めようと考えていました。 しかし、石郷岡さんに見てもらうと、意外にも「まだ大丈夫」という言葉がポロポロ出てくる。
東京浅草 靴修理 The Asakusa Cobbler | オールソール修理
「このハーフレバーは溝が無くなっても結構厚みがあるのでまだ履けますよ」、「つま先も次回でも大丈夫かもしれない」など、商売っ気を全く感じさせない、純粋に靴の状態を考慮した率直なアドバイスが。
靴博で浅草の靴ブランドきたな レンド、サンタリ、whenあたりは気になるな~
さて、予約時間に訪問すると、作業スペースを拡張したため窮屈になってしまったという受付で石郷岡さんが待っていてくれました。番頭台のようなテーブルを挟んでボロボロになった靴を申し訳なさそうに出すと「きれいに履かれていますね」と一言。
— 石郷岡 博(ジ 浅草コブラー) (@CobblerAsakusa) 2015年2月13日
NO5
The Asakusa Cobblerオリジナルシューズ
(九分仕立て)
アッパー・・・ダッチカーフ(ブラック&チェリー)
アウトソール・・・ベルギー
半カラス
ヒールカウンターロング
中底・・・マクリ加工
つま先穴飾り・・・イニシャル
東京都台東区 浅草 靴修理 The Asakusa Cobbler 浅草コブラー
目的地は革靴好きの中で大変評判の高い The Asakusa Cobbler(ジ・浅草コブラー)さん。から紹介を受けて、上司には紹介したものの自分が訪問するのは今回が初めて。
東京浅草で手作業を中心に靴修理を営んでいる工房です。ハンドソーンシューズをメインに靴の販売も行っています。
ソフィスの靴を見て「懐かしいですね」と言いながら、この靴のボロネーゼ式グッドイヤー製法について今後の留意点についてアドバイスをもらったり、一見ボロボロに見えるこの靴を「いやぁ大丈夫、まだまだ履けますよ」と言ってくれたり。引退も考えていただけに励まされた気がして嬉しかったです。
履き下ろし The Asakusa Cobbler Original Shoes
浅草と言えば、昔から革問屋が多く、その影響で製靴店や修理工房も数多くあり、靴好きとしてはワクワクする場所。この機会に浅草を遊び場にしたいな、なんて思いも持ちながら南千住駅に降り立ちました。
The Asakusa Cobbler オリジナルシューズ サイズ確認靴 靴
(まるすけさんたちとのブロガーズ埼玉会もコロナの影響でずっと延期のままですが、石郷岡さんに浅草の良いお店を紹介してもらい、巡ってみるのも面白そうだなぁなんて思ったり。)
【靴のカスタマイズ】ジョン・ロブに穴飾りを【John Lobb】
The Asakusa Cobbler(ジ・浅草コブラー)を後にし、向かったのはとあるショールーム。実はずっと探している黒のパンチドキャップトゥで気になる靴を見つけて予約を取っていました。欲しいのは前足部に余裕のあるアメリカンなダービーシューズです。
Can you add a medallion on my John Lobb oxford
ストンと落ちるチゼルトゥ。靴の印象を大きく変えるチゼルトゥ、浅草コブラーさんではあまり例がないとのことですがサイドのラインから滑らかに繋がりとても綺麗。
The Asakusa Cobbler オリジナルシューズ サイズ確認靴 メンズ
仮靴にはなかったものの1つがこの3ピースのシューツリー。
英国で複数の有名メーカーやビスポークシューズメーカーから依頼を受け、ツリーを製作した経験をもつ職人さんに製作いただきました。
その形もビスポークならではですが、ハンドメイドで削り、染め上げられたツリーは温かみがあります。
レザーソール各種ご用意しています。手縫い・機械縫い、お好きな方をお選びいただけます。
2月の引越しを機に、浅草は大変近い土地になりました。路線図だと乗り換えもありなかなか行き難い場所という印象でしたが、調べてみれば半径10km圏内、荒川と隅田川、2本の橋渡れば着いてしまいます。
The Asakusa Cobbler オリジナルシューズ サイズ確認靴
改善点はいくつかあるものの、総じて気に入り大変満足度の高い仮靴となりました。
仮靴というには勿体無いくらいのクオリティ、今後も長く付き合っていける靴ですので気負わずどんどん履いていこうと思います。
今日これからAsakusa Cobblerさんに伺い、本番靴の制作を依頼してきます。
もう少し、このシリーズにお付き合いいただければ幸いです。
※本番靴ではより詳細をお伝えします。
The Asakusa Cobbler オリジナルシューズ サイズ確認靴 | 送料無用
引越しにかまけて靴のメンテナンスをずっと怠っていましたが、もう夏も終わり、酷使した靴ももはや満身創痍の状態。リペア待ちの靴が列を成し、全部修理に出すと金銭的にも結構な額になると思われ、いよいよ「不味いな」と真剣に考えるようになりました。