【薬剤師が解説】花粉症の咳におすすめの市販薬はどれ?9選を紹介
中でもせき喘息の本態である炎症に対する治療が中心で、強力な抗炎症作用を持つ吸入ステロイド薬が基本となっています。その他に、気管支を広げる長時間作用性β₂刺激薬やテオフィリン徐放薬、アレルギー反応を抑える抗アレルギー薬などがあり、状態に応じて吸入ステロイド薬と併用します。
アレルギー外来(花粉症・気管支喘息・咳喘息)|綱島・日吉・大倉山
一緒にアレルギー物質を測定することがあります。これらの数値が投与前と投与後でどうなるか確認することで、主観的な情報ではなく、客観的な情報として評価することができます。
病院から頂いた咳止めや市販の風邪薬を飲んでも咳が治らない場合は直ぐ当院にお越しください。
もし、せきぜんそくやCOPDであれば、かぜ薬やせき止めを服用していても、ほとんど効果はないか、悪化させてしまうことさえあります。
ぜんそくやCOPDであれば、気管支拡張薬(狭くなった気管支を広げて空気の通りをよくする薬)や、吸入ステロイド薬(気管支の炎症を抑える薬)を使った治療が推奨されています。
また、かぜやインフルエンザは、このような病気の引き金になることが多いので、手洗い、うがいをしてかからないように注意しましょう。アルコールやたばこ、ストレスも病気を引き起こす要因になるので、日ごろから気をつけて過ごしましょう。
咳の症状の改善にも適しています。 咳の原因となるアレルギー反応を素早く鎮める
ヒスタグロビン、ノイロトロピンは昭和時代に発売された古いお薬です。そのため以前から多くの方に使用されています。しかし古い薬ですので、現在の薬と併用したうえでの効果に関して細かいデータはありません。ただしどのガイドラインでも位置づけとしては補助療法として位置づけられております。そのため、『塗り薬や飲み薬が面倒だから代替薬として使用したい』といった意見がありますが、これらの薬をしたうえでさらに追加することで効果があるものと考えていただければと思います。なお、私の経験上になるので参考ですが、効果としては50-70%程度改善している印象です。ただ一番多いのが一進一退を繰り返す方です。
一方でノイロトロピンに関しては特に基準はありません。毎週投与することも可能な注射薬です。こちらに関しては採血等も特に必要なくいつでも登用できます。どちらの薬剤も保険診療で投与するため保険診療内のルール内で可能な限り患者様のご都合に合わせて投与できるように努めてまいります。
この記事では、アレルギーによる咳の原因、喘息、花粉症、アトピー咳嗽などの疾患についての説明と市販薬の使用について解説します。
胃酸が食道に逆流することによって、何らかの症状や合併症が生じている状態を胃食道逆流症(gastro-esophageal reflux disease:GERD)と言います。、特に食事時や食後に見られる生理的現象です。ただし、内視鏡的な逆流性食道炎とは一致せず、消化器症状がなく、咳嗽を唯一の症状とする症例が多数存在します。
高齢者・女性に多く、原則的に咳嗽です。
慢性副鼻腔炎(いわゆる症)に持続性の、を主症状とする慢性の気道炎症性疾患の総称です。慢性気管支炎、気管支拡張症では40~50%、瀰漫(びまん)性汎細気管支炎では約80%に慢性副鼻腔炎を合併すると言われています。
副鼻腔にたまった膿汁(のうじゅう)が、睡眠中に気管支に流れ込むことで気管支の炎症をおこすと考えられていましたが、現在では、呼吸器全体の粘膜に、慢性炎症をおこすなんらかの体質的な障害があるのではないかと考えられています。(常用量の1/4~1/2量)やアレルギーの薬、漢方薬や点鼻薬を組み合わせて治療します。
アレルギー性鼻炎だけではなく、気管支喘息やアトピー性皮膚炎の原因にもなるダニアレルギー。ダニの生態を知り、適切な対策を講じましょう。
ヒスタグロビンに関しては厳格に投与スケジュールが定められております。
週1回から2回という基準があるため、週3回以上の投与を認められておりません。そのため、月、水、金曜日といった週3回のヒスタグロビン投与は不可能となっております。一方で、連続投与は可能となっております。例えば土日連続してヒスタグロビンを投与することに関しては制限はありません。これをヒスタグロビンは3週を1クールとして2クールまで認められているため最大6週を目安に投与することになっています。なおヒスタグロビンは1クール目で効果が弱い場合は1アンプルから2アンプルに増量して投与することが可能です。当院では7回目から増量することが多いです。しかしタイムスケジュール通りいかない可能性も多々あります。
有害な粒子やガスを吸い込んでしまうことで、(呼吸が上手くできなくなること)を、「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」と言います。
以前は、慢性閉塞性肺疾患を引き起こす原因疾患として「肺気腫」と「慢性気管支炎」に厳密に分類しましたが、現在では、両者とも喫煙が原因である場合がほとんどで、また両疾患が合併することが多いことから、この二つの疾患による閉塞性肺疾患を合わせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ぶようになりました。
COPDの最大の原因は「喫煙」で、です。
とは、タバコの煙や有害な物質を長期間に渡って吸い込むことで、肺胞壁が緩徐進行性に破壊または拡大して、次第に肺全体の機能が低下する病気です。
とは慢性的に気管支が炎症を起こしている状態です。具体的には、痰の量と咳の回数が異常に増えるだけでなく、痰を伴う咳が1年間に3カ月以上も続くような状態が、2年以上みられる場合が該当します。
また咳止め薬は花粉症用の抗アレルギー薬と一緒に服用できない場合が多いので、自己判断で服用せず必ず医師や薬剤師に相談するようにしてください。
気管支拡張薬が全く無効で、H1受容体拮抗薬(抗アレルギー剤)と吸入ステロイド薬が有効な乾性咳嗽を呈する疾患概念として、1989年に我が国から提唱された疾患概念です。
風邪の主な原因はウイルスですが、咳や発熱といった風邪の症状により体力を奪 ..
数週間も続く咳、最近はテレビでも咳喘息が話題になっているので、つい「咳喘息かな?」と思いがち。
子供からうつった気がするのに、「あなたは咳喘息です」って、おかしくない?そう思われる方も多いはず。
そうです。忘れてはいけないのが、
当院では、「」に基づき、治療検査を行いますが、症状に応じ感染症のチェックや喘息類似疾患の鑑別を行います。
このため、体の防御反応である咳を原則治療する必要はなく、アスベリンなどの咳 ..
何らかのアトピー素因(アレルギー素因)による咳であり、。
治療の主体は、花粉症などにも使われるですが、その有効率は60%。
そこで、気道の炎症を抑えるためにを併用します。
とを伴うこともあります。
特に女性に多く、時間帯としては 就寝時>深夜から早朝>起床時>早朝の順です。
誘因として、電車内(冷気の移動)、冷気、暖気、会話、電話、受動喫煙、運動、香水があります。
・・・こんな覚えはありませんか?
・抗ヒスタミン薬(アレグラ、アレロック、ポララミンなど) 花粉症の薬として使われる薬が咳にも効くことがあります。 2023年4月17日
確認するために採血で事前に診ておく必要があります。肝機能障害がある方の場合は数値によっては、原因精査する必要があるのでご了承いただければと思います。なお採血後であれば、ヒスタグロビンは当日投与も可能です。
症状の経過, 季節性(花粉症), 通年性, 1~2週間で治癒する
上記1・7の二つを満たすことで、咳喘息と簡易的に診断することもあります。
咳喘息は、喘鳴(ぜんめい。ヒューヒュー、ゼェーゼェー)や呼吸困難がなく、咳が唯一の症状です(咳のみ)。
させます。
です。
就寝時、深夜、早朝に悪化する傾向があります。
誘因は、風邪、冷気、運動、受動喫煙、会話など。
一定の季節に悪化することが多いようです(「毎年この時期になると咳が…」)。
「咳嗽を唯一の症状とする喘息」とされています。
アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
なぜこのような記載があるかというと、ヒスタグロビンは人の血液製剤を投与するお薬だからです。他人の血液から免疫グロブリンのみを抽出するため、もしその提供者がヒトパルボウィルスなどの特殊な感染を合併していた場合、発症するリスクが理論上あるため、記載されています。このような記載をすると『怖くてヒスタグロビンを打ちたくない』という気持ちが芽生えてしまうかもしれません。しかし、ヒスタグロビンは昭和49年に発売された古い注射薬ですが、一度も重度のウィルス感染にかかったという報告はありません。理論上と記載したのは、それほど確率がほぼ0に近いものですが、完全に0ではないため記載だけされております。
また、アレルギー性鼻炎に伴う咳はアトピー咳嗽や喉頭アレルギーといった ..
咳喘息(せきぜんそく)ってナニ?
あなたは咳喘息って言われても、今まで喘息なんかなったこともないのにッ!?と思われる方もおおいはず。
咳喘息は名前に喘息と付きますが、喘息ではありません。
でもあながち無関係でもありません。
長引く咳を放置しておくと将来3割くらいの方が本物の喘息に移行することが京都大学による大規模調査により判明しています。
咳喘息の患者さんが年々増え続けて国民病の座を射止めようとしています。
子どもの受診が必要な咳・家での対処法 | 八王子市 | 小児科
鼻水の色が変わるのは風邪や感染症のよく見られる症状で、だけど、それだけで抗生物質が必要とは限りません。抗生物質は細菌に対して効果的ですが、風邪やウイルス感染症には効果がありません。風邪の大部分はウイルスが原因なので、抗生物質を使うのは適切な治療とは言えません。
また、鼻水の色が変わったからといって、それが必ずしも細菌感染を意味するわけではないのです。鼻水の色だけで病気を判断するのは難しく、医師の診断が必要となります。
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そのためヒスタグロビン投与に注意するのは②-④になります。まずヒスタグロビンは喘息発作に対して使用する注射薬ではありません。そのため症状出現時に対してヒスタグロビンを投与することはないです。気管支喘息がある方にヒスタグロビンが投与できないわけではないのでそこは安心してください。ここから女性の方は要注意です。月経直前および期間中にヒスタグロビンを注射すると逆にアレルギー症状を悪化させる恐れがあるためその期間は休むよう指示されています。ヒスタグロビンを12回投与予定の女性の方はそのため、1週間はヒスタグロビンをスキップすることが多いです。
また、妊娠中は安全性が確立されていないため休むようになっています。これら4つ以外にも注意する必要がいくつかあります。
鼻水がのどに落ちる事による痰や咳(本当は7があるのにそれを自覚されずに、痰や咳だけ感じている方もたくさんいらっしゃいます).
ウイルスや細菌は、鼻に侵入した後、鼻の奥で増殖して感染を引き起こします。これに対抗して、鼻水は体の防御反応として機能します。鼻水は鼻の中を洗浄し、微生物や異物を排除する役割を果たします。また、アレルギーを引き起こす物質が鼻に侵入した場合も、鼻水はそれを洗い流し、アレルギー反応を軽減します。
かつては、風邪の鼻水を止めるために抗アレルギー薬が使用されていましたが、風邪の鼻水は大半がウイルス感染によるものであり、アレルギーによるものではないため、抗アレルギー薬の効果は限定的です。そのため、現在では風邪の鼻水に対しては抗アレルギー薬はあまり使われないようになりました。風邪の症状を和らげるためには、休養や十分な水分補給などが推奨されます。
寒暖差アレルギーでは以下の症状があらわれることがあります。 鼻水・鼻づまり; くしゃみ; せき; 頭痛; 蕁麻疹; 食欲減退
従来の呼吸機能検査(スパイロメトリーなど)は、強く息を吹き替えたり、指定された呼吸状態を続けないと検査結果が正しく表示できない場合があり、重症な方ほど正しく検査ができない欠点がありました。
しかし、モストグラフは普通に呼吸をして頂くだけで正しく呼吸機能を調べることができますので、重症の方でもお子さまでも、呼吸機能に影響なく検査ができるほかには画期的な利点をもつ優れた検査機器です。
従来であれば大学など高位病院でなければできない検査でしたが、モストグラフが世に出て数年、その評価が安定した今、当院でも導入に踏み切ることにしました。
呼気一酸化窒素検査(NOブレス)を補完することで、より一層正確に喘息であるのか、どうかを評価することが可能となりました。
慢性気管支炎に進行すると、せきやたんが慢性的に繰り返されます。 3.気管支喘息
熱はないけど咳だけが続く場合や咳をすると胸が痛い、2週間以上咳が止まらず続いているという方は、早めに呼吸器内科を受診しましょう。
長引く咳 · 長引く咳(小児) · 鼻が原因の咳 · のどが原因の咳 · 咳喘息 · 小児喘息 · 気管支 ..
咳が長引く理由としては、さまざまなことが考えられます。たとえば、気管支炎や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などがあります。また、風邪をひいた後でも咳が残ってしまうこともあります。また、百日せきやマイコプラズマ肺炎といった病気も咳が続く原因となります。これらの病気はすぐに治療が必要です。
そして、あまりにも長い間、咳が止まらないときには、とても珍しいことではありますが、生まれつきの体の問題や心臓の問題、免疫力が弱くなって繰り返し呼吸器系の病気になることなども考えられます。
咳は日常生活でよく見られる症状ではありますが、それが長く続くときには要注意です。特に、他の症状がなくても、咳が1週間以上続くようであれば、ぜひ当院までご相談ください。