フォシーガの併用禁忌薬(併用が禁止されている薬)はありません。
上記であげた以外に比較的よくみられる副作用には口渇や便秘、頻尿があります。これらはフォシーガのメカニズムによるものであり、比較的起こりやすいとも言われています。
フォシーガの服用は禁止されていないものの、服用できるかのな方もいます。
フォシーガ錠は5mgと10mgがあり、必要性や用途に応じて量を調整していきます。
前々回のメトホルミンを扱ったブログで「歳以上のご高齢の患者さんはシックデイリスクが若い患者さんより高いため、メトホルミンは慎重投与、歳以上の方に新規で開始することは避けている」と記載しましたが、この阻害薬については、後述の通り心臓・腎臓といった高齢者で機能低下を起こしやすい内臓に非常に良い効果がもたらされることが実証されているため、ある程度お元気な高齢者では慎重に投与するケースもあります。
フォシーガは糖質制限ダイエットに近い働きをしていると言えるでしょう。
頻度は明確になっていませんが、フォシーガの重大な副作用としてケトアシドーシスがあります。
フォシーガは糖尿病の治療薬として使われていましたが、血糖値を下げるだけでなく腎機能を保護する効果も期待され、糖尿病の患者さんには積極的に使用されていました。
フォシーガの副作用は?初期症状やダイエットにおける注意点を解説
フォシーガは通常の運動や食事制限よりも、効率的に糖質の制限及びカロリー消費が可能です。
2020年にこの腎臓を保護する効果は糖尿病じゃない腎臓病の患者さんにも効果があるという報告が出て、2021年9月より日本で糖尿病がない腎臓病にも保険適用が通り、医療機関から処方することが可能となりました。
フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)
作用メカニズムとしては、血液の中に有り余った余分な糖を、尿中に出して血糖値を下げる、というものです。日の糖、カロリーで言うとが排泄される計算になります。余分な糖のみならず、糖を排泄しようと尿量も増えますので、体重減少効果も期待できる薬です。体から糖を逃がして血糖値が下がりすぎることはないのか、と気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、必要以上の糖は逃がさない仕組みになっていますので、この薬が原因で低血糖を起こす可能性は低いと言われています。
ただし、フォシーガの腎保護効果について明らかになっていることと、明らかになっていないことがあり、積極的に使用したい場合とそうではない場合を筆者の主観で以下のように分けてみました。
フォシーガ錠10mg(アストラゼネカ株式会社)の基本情報・副作用
*尚、フォシーガはSGLT2阻害薬と呼ばれるお薬の一つです。フォシーガが格段に有名なので薬剤名を挙げていますがこの記事の内容はSGLT2阻害薬全体を示しています。
糖尿病の人は、インスリンが不足している病気だと思われがちですが、健常人より ..
余談ですが、阻害薬は余分な糖の排泄、尿量増加によるダイエット効果が期待できるため、一部の自由診療クリニックなどで若年女性などをターゲットに、糖尿病ではないがダイエットをしたい、という方に向けて自費で処方されているようです。しかし、これまで述べてきたような注意点に留意し、処方に精通した医師が慎重に投与すべき薬と考えますので、私はあまり好ましくないことだと考えています。
・糖尿病性腎症の人では、蛋白尿を減らしたり、腎臓機能を保護したりする ..
患者さんから腎臓病の治療として注目を集めているフォシーガという薬についてご相談を頂くことが多くなってきたので触れたいと思います。
英アストラゼネカは14日までに、2型糖尿病患者を対象に実施しているSGLT2阻害薬「フォシーガ ..
ネット通販などで売っていることもありますが、個人輸入という行為にあたるため、リスクがあります。品質や安全性が保障できないばかりか、偽物の可能性もあります。また、医師や薬剤師の意見を聞くことができず、自身の体質などに適した薬なのか判断することも難しいです。SGLT2阻害薬(内服薬)には、服用できない人や、併用できないお薬もあるため、医師から説明を受けると安心です。
健常人および2型糖尿病患者を対象としたダパグリフロジンの単回投与漸増試験(SAD ..
病態や飲んでいるお薬から腎機能を逆に悪くするリスクもあるため、これらの判断は時に専門医が行った方が良いもあります
こむらがえり(限局性の有痛性筋けいれん)は、健常人でも過激な運動時 ..
尿路・性器感染症の治療が遅れると、腎盂腎炎(じんうじんえん)や会陰部の壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん:フルニエ壊疽)、敗血症(はいけつしょう)などの重篤な感染症に至る可能性があります。
[PDF] フォシーガ錠 5 mg、同錠 10 mg に関する資料
過度な糖質制限は、低血糖やケトアシドーシスのリスクが高まります。フォシーガは体内の余分な糖を外に出すため、糖質制限と近い状態になります。
どちらがあなたに向いてる?SGLT2阻害薬(フォシーガ)とGLP-1
皆さまこんにちは、小金井つるかめクリニック 糖尿病内科の深石貴大です。
SGLT2阻害薬とは2014年から新しく使われるようになったお薬です。当院ではフォシーガ ..
フォシーガにより腎臓病の治療は格段に進歩したと考えており、当院でも積極的に使用しております。
SGLT2阻害薬 安全に使ってその有効性を最大限維持させましょう
感染症の悪化や、重い副作用の引き金になることもあるので、フォシーガを服用できるかはしてもらうようにしましょう。
正常血糖ケトアシドーシスの1例|日病総診誌2019:15(6)
フォシーガは、必ず医師の指示のもとで正しく使用しましょう。医師による診察や血液検査を受けることによって、副作用を早期に発見できます。
SGLT2阻害薬とは?医師が解説します。 | CLINIC FOR
フォシーガの副作用として、低血糖(血液中のブドウ糖が少なすぎる状態)が起こることがあります。フォシーガはほかの糖尿病治療薬と比べて低血糖が比較的起きにくい薬ですが、注意は必要です。
SGLT2阻害薬というのは薬の種類名で、実際の薬物名でいきますと、院内では、ジャディアンス®、フォシーガ®の採用があります。 ..
阻害薬は糖尿病治療のために作られた薬なのですが、近年の研究で心臓・腎臓を傷めてしまった患者さんに大きな利益をもたらされることが実証されており、最近では糖尿病がなくても心不全・慢性腎臓病を患っている患者さんに阻害薬を投与しましょう、という動きが加速しています。
外国人健康成人男性に50mgの[14C]ダパグリフロジンを投与したとき、総
①に該当する方は、フォシーガを服用することでアレルギー反応を起こす危険性があります。
加来先生に伺うSGLT2阻害薬の脱水予防と飲水に関するアドバイス
個人輸入や自己判断での使用は、自覚症状がないまま副作用が進む可能性があります。また、ほかの薬との併用で副作用のリスクが高まるため、個人の判断で使用せず、必ず医師の指示に従って使用しましょう。
正常血糖ケトアシドーシスの場合は、治療初期から十分なブドウ糖とインスリンの ..
以下の症状は、フォシーガを飲むときに注意しておきたい重大な副作用です。
フォシーガ、心不全に関する新たなエビデンスをAHA2022で発表/AZ
上図は阻害薬を内服した人、そうでなかった人の心臓病の発生率を比べた研究なのですが、青色の線の「」と書かれた阻害薬を内服した人達において、心臓病の発生率が内服後年、年・・・と経過するにつれてどんどん下がっていき差がついていることが伺えます。これまで糖尿病の薬でこれだけ心臓病の発生率を低下させた薬はありませんでしたので、とても大きなインパクトがありました。