マルチ攻撃ヘリ「アパッチ・ロングボウ」、対戦車「コブラ」…ハイテク装備、夕闇を裂く機関砲やミサイル 富士総合火力演習(2) ..


機体構造として、操縦席は前後に段差をつけて設置されたタンデム式。後席に操縦手(パイロット)、前席に射撃手(ガンナー)が搭乗します。前席のガンナーは副操縦手も兼ねており後席のパイロットが操縦ができなくなっても対処できます。
この操縦席の配置は後に開発される攻撃ヘリコプターのスタンダードになっていて、陸上自衛隊に配備されている純国産のも同じ配置となっています。


世界最強の攻撃ヘリ【米軍アパッチ&ヴァイパー】空飛ぶ戦車、その圧倒的火力とは? ..

1970年代からアメリカ陸軍向けに現ボーイング社が開発を始め、1984年から量産が始まった戦闘ヘリで、冷戦時代のワルシャワ条約機構軍の戦闘車両部隊に対抗するために開発された経緯があります。
この見た目からもわかる様に重武装・重装甲の機体のため「空飛ぶ戦車」とも呼ばれるヘリです。

メインローター部分も23mm機関砲弾の直撃を受けたとしても、30分は飛行を続けられる構造になっていて、その実際の試験映像からも確認することができ、ネットなどでも見ることができます。

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1977年にはエンジン、トランスミッションを強化して対戦車戦闘能力を付与したS型のAH-1Sを開発。陸上自衛隊はこれをベースとした機体を輸入して1978年~1980年の試験運用を経て導入することになります。

世界最強の攻撃ヘリ【米軍アパッチ&ヴァイパー】空飛ぶ戦車、その圧倒的火力とは?

当初は旧式化が進む陸上自衛隊の主力攻撃ヘリの後継として調達が始められましたが、1機約50億円と非常に高価なため少数での調達に留まってしまいました。
その後、現状ではライセンス元からの部品調達が行えなくなり、13機で調達終了となっています。

攻撃用ヘリコプターの歴史はベトナム戦争が始まりです。ゲリラ戦が激しく膠着状態だった地上戦において上空から低空より接近して火力制圧ができる武装化されたヘリコプターの必要性が高まりました。導入初期は人員輸送などに使われていた多用途ヘリコプター UH-1に重機関銃などの火器を搭載してガンシップ化したものを使用していました。しかし搭載できる武器が限定的であったり機動性などの問題から前線では能力不足でした。そこでアメリカのベル社によりUH-1をベースに再設計したモデル209を1965年に開発。この機体が世界初の攻撃ヘリコプターとなるAH-1Gヒュイコブラです。

コブラ」に取って代わっている。イラクとアフガニスタンの戦場の中に、我々は「ロングボウアパッチ」の姿を見ることができる。 ..

やなどの航空学校以外で実践部隊配備されているのは、西部方面隊の第3対戦車ヘリコプター隊()のみです。
13機での配備ではコブラの後継には難しく、新たなる機種の選定が急がれています。

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JGSDF 攻撃ヘリ アパッチVsコブラ 習志野演習場で暴れまくり

陸上自衛隊でのAH-1Sコブラの運用として、各方面隊の第1~第5対戦車ヘリコプター隊や航空学校に配備。1995年までに90機を導入しましたが旧式化により配備機数も減少してきています。
が後継機として配備をはじめましたが、13機で調達終了となり新たな後継機種の選定が急がれます。

平成26年第一空挺団降下訓練始めでの攻撃ヘリアパッチとコブラのシーンです。JGSDF習志野演習場内で所狭しと展開していました。

AH-1Sコブラは、陸上自衛隊に1982年から調達・配備を始めた対戦車ヘリコプターです。実際には「S型」ではなく近代化改修が施された「F型」に近い仕様になっています。アメリカ軍で運用されているAH-1FAH-1SステップⅢと呼ばれている機体に近くなっています。

陸上自衛隊の攻撃ヘリとして、長年に渡り活躍しているAH-1Sコブラ(2017年、石津祐介撮影)。 ..

しかし時は1970年代、東西冷戦の中で旧東側諸国における装甲戦闘車両の増大に対し、AH-1コブラでは対戦車戦闘は荷が重いとして敵機甲部隊に対して十分な攻撃能力を有するヘリコプターとして開発されたのがAH-64、通称アパッチ。

マルチ攻撃ヘリ「アパッチ・ロングボウ」、対戦車「コブラ」…ハイテク ..

アパッチの開発が急がれたのは旧ソビエトをはじめとした各国が、戦車の増強を勧めており、その脅威に対抗しようと考えたためだと言われています。

対戦車ヘリコプターAH-1Sコブラ|C-NITE|陸上自衛隊装備品

自衛隊ではAH-1Sコブラの後継機として、平成14年度予算で2機の調達が認められ、平成18年度に最初の1機が導入されました。

AH-1コブラ vs AH-64アパッチ:攻撃ヘリコプターの対決

ちなみに自衛隊での装備名称は「戦闘ヘリコプター」となっています。
(攻撃という言葉を嫌う、いわゆる自衛隊用語)

戦闘ヘリ コブラとアパッチ 写真素材 [ 1973354 ]

攻撃ヘリコプターといえば、戦闘用に設計されたヘリコプターで、一方、輸送ヘリコプターに武装を追加した機体は、武装ヘリコプターと呼ばれます。

手のひら3chヘリ、アパッチ?コブラ?いえいえリアルアーミーです

結局、教育部隊を除くと、西部方面の第3対戦車ヘリコプター隊の第2飛行隊のみがAH-64Dを装備して、他の対戦車ヘリコプター隊はコブラをそのまま使用するという、非常に歪な状態となってしまっています。

コブラ 攻撃ヘリコプター」 ドキュメンタリー 2017 : 戦闘するデザイン 「AH 1 コブ

ただハイパワーのエンジンで、豪快な飛行を見せるアパッチは、基地祭などでも華があり、難しいこと抜きに見て楽しむ分には素敵な機体です。

戦闘ヘリコプターAH-64Dアパッチ・ロングボウ|陸上自衛隊装備品

アメリカが開発した本格的な攻撃ヘリコプターにはAH-1「コブラ」とAH-64「アパッチ」の2種類があります。しかし両者のあいだには試作で終わった機体がありました。本当はそれが本命でありAH-1は繋ぎの存在でした。

AH-64DアパッチにU-125Aも…陸自戦闘ヘリや空自捜索機など廃止決定

陸上自衛隊も運用するAH-1「コブラ」は、世界初の本格的攻撃ヘリコプターとして1960年代初頭、アメリカで生まれました。すでに誕生から半世紀以上経っていますが、当初はあくまでも本格的な攻撃ヘリの運用が軌道に乗るまでの中継ぎであり、ここまで長く使われることは考えられていませんでした。

攻撃ヘリコプター、アパッチ | ミリタリーショップ レプマート

しかし時は1970年代、東西冷戦の中で旧東側諸国における装甲戦闘車両の増大に対し、AH-1コブラでは対戦車戦闘は荷が重いとして敵機甲部隊に対して十分な攻撃能力を有するヘリコプターとして開発されたのがAH-64、通称アパッチ。

コブラ、AH-1W スーパーコブラ、AH-1Z ヴァイパー ..

これに、更に高性能レーダーなどを加えたのが現在各国で運用されているAH-64D、通称アパッチ・ロングボウです。

またAH-64を製造するマクドネル・ダグラス社からも艦上からの運用に対応したAH-64シーアパッチの開発計画が提案される。

陸上自衛隊に導入されている機体は第2世代の「D型」と呼ばれるもので、2005年から取得・配備をはじめました。

ヘリのアパッチと、飛行機のA10サンダーボルトを多角的に比較すると

それまでの攻撃ヘリコプターは、汎用ヘリコプターや輸送ヘリコプターなどに武装を施した単なる改修型で、AH-1「コブラ」のように機体形状まで一新したものではありませんでした。

【図説】「アリゲーター」と「アパッチ」 露米攻撃ヘリ比較 ..

AH-1「コブラ」は、高速化のため空気抵抗の減少を図り機体をスリム化し、ヘリコプターとして初めて操縦席のタンデム配置(前後にシートを設けること)を取り入れました。また、進行方向と関係なく撃てるよう旋回銃塔を搭載し、様々な武器を搭載できるよう機体側面に小翼を付けるなど、以降の攻撃専用ヘリコプターのグランドデザインを形作った機体でもあります。

AH-64E アパッチから Z-19 までの最新の攻撃ヘリコプター。

しかし冒頭に述べたように、アメリカ陸軍の計画においてAH-1「コブラ」はあくまで中継ぎであり、より高性能で本格的な攻撃ヘリコプターの開発計画、通称「AAFSS(高性能空中火力支援システム)」プロジェクトがAH-1「コブラ」の導入と並行して進められていました。